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官僚主義の悪いところと良いところ

官僚的、ってのは、だいたいにおいて悪口なんですけど、今回はちょっと、官僚的なお役人を弁護したいと思います。

でもその前に、論外な人たち、私腹を肥やす輩、、、こんな連中、弁護する意味ないからね。

官僚は、開かれた社会を実現するための人たち、なんですねえ。だから、融通が効かないのは、当たり前。逆に、融通、効かしちゃいけないんです。

融通を効かしてもらったら、そりゃ嬉しいでしょう。でも、それは、官僚に、あるべき姿以上の権限を与えることになるんですね。官僚の胸先三寸で、どうにでもなる、そんな世界を望みますか? だから、お役所仕事の硬直性、これは、我慢しなくちゃいけないんですねえ。

問題は、官僚も人、どろどろとした欲求に動かされている、普通のヒトなんですね。だから、世俗的誘惑にさらされる。誘惑に弱い。まず、面倒なことはしたがらない。権限は求めるけど、責任は嫌う。

それが極端な形で出てくるのが「無謬主義」なんですね。つまり、官僚は絶対に誤りを犯さない、という、、、でも、そんなことはありえない。官僚も、一定の比率で間違いをしなくちゃいけません。もしも、それがないなら、これは、ちょっとおかしい。多分、隠されているのでしょうね。