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菜の花に思うこと

先日、鈍行列車の窓から、あちこちで菜の花畑を目にしました。菜の花、普段ですと目立たないのですが、この季節、黄色い花を一斉に咲かせますので、非常に目立つのですね。

で、少々不思議に思ったことは、何故に菜の花畑がこれほど多いのだろうか、ということです。

もちろん菜の花、料理に使われる野菜です。たとえばこんなレシピが、、、

でも、料理に使われる菜の花は、花を咲かせる前のつぼみ段階でして、花を咲かせてしまったら、料理には使えません。まあ、油は種から作るのですが、あの小さな菜種、少々の菜の花畑で栽培したところで、これから絞れる菜種油はタカが知れているはず。

菜種油のビジネス、日本では、いくら田舎といえども地価が高いし、農家は小規模。とても割に合うものじゃないでしょう、というのが偽らざる印象でした。で、そこで考えたことは、ふうむ、これは税金対策か、ということなのですね。

すなわち、菜の花の栽培は、さほど手が掛かりません。種を蒔いておけば、勝手に育ち、花を咲かせてくれます。で、菜の花畑は立派な農地。農地にしておきますと税金が低いのですね。まあ、見た目もきれいだし、少々お料理に使って、後は放置、ではないか、というのが私の推理です。

とはいえ、今はインターネットの時代。国産の菜種油、ちょっとサーチをいたしましょう、と調べたら、国産の菜種油、ちゃんと作っているところもあるのですね。

ふうむ、輸入品の菜種は遺伝子組み換え、ですかあ、、、しかも、我々が普通に使っている食用油は、石油系溶媒で抽出しているのに対し、昔ながらのやり方できちんと搾った油も売られている。

なるほど。今時、菜種を日本で栽培するなんて、なんか無意味なことではないかしらん、と思って調べ始めたのですが、これは、圧搾法の国産菜種油、試してみる価値がありそうです。なにぶん、今流行の安心食材ですから、少々高くても売れるはず。国産菜種油、これならビジネスにもなりそうですね。

それ以前に、普通の食用油、少々怖い気もいたしますね。石油タンパクの食品認可で大問題となりました、石油系の原料が抽出の過程で使われており、加熱処理をしてそれを除いているとのことですが、不純物がどうなっているか、少々恐ろしい気がいたします。

それに対して、圧搾法で作ります菜種油は、これら石油系原料を使用していない、安心食材、なのですね。