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ピンボールの魔術師

こんなものもアップロードされていたのですね、というわけで、まずThe WhoのTommy(音が出ないよう)から。30分過ぎあたりにこの曲が収録されています。

ビジュアル的にはエルトン・ジョンがよさげです。正ちゃん帽をかぶった人たちは関係者でしょうか。

で、音楽的に一番ご機嫌なのがNew Seekers。この人たちはメラニーの曲ばかりを歌っていたのですが、まさかこれもメラニーでしょうか? まさかね。

メラニーといえば、Lay DownBeautiful People(リンク切れ)(New Seekersの方が良さげですが)をひっさげてウッドストックに乗り込みましたメラニー、このコンサートに(ステージ側から)いたく感動して作ったのがこの曲だとか。民主党関係者の方々には、一度じっくりとこの曲に浸ることをお勧めしたい曲ではあります。(ちなみに仙谷さんには紅の豚のエンディング。獄入り意味多いなどというフレーズをみんなが覚えた時代もあったのですね。)

レイダウン、歌詞はこちらなのですが、この繰り返しに出てきます“ones who stand and frown”に関連いたしまして、このライブが面白い。おそらくは東ドイツ追記1でのこの公演、最後の部分でしかめつら(frown)した人をしつこく追うのですが、最後までこの人手拍子をとらない。メラニーたち、ちょっと意地になっているようなところが御愛嬌です。

しかめ面をした人

ちなみに下の写真が最後あたり。

しかめ面をした人(終わり)

結局のところ、70年代に日本の若者たちが敗北する一方で、米国の若者たちが勝利したベトナム反戦運動は、共産主義国家と同じ方向ではあったのですが、精神が全く別であったわけで、その事実を如実に物語るようなビデオクリップではあるのでした。


追記その1:ビデオクリップのタイトルが“Melanie Lay down 1970 doing her thing for enthousiastic dutch audience”となっていました。これは「メラニーのレイダウン。オランダの熱狂的(?!)聴衆を前にしての1970年の公演」といった意味で、上の理解は誤りです。でもまあ、共産主義者も似たようなものではあったのでしょう。

追記その2:同じくビデオクリップの終了画面に、最近のメラニーが歌うLay Downが出てまいります。これは見ない方が良いような、、、

追記その3:音楽の力に関してはこちらの記事もご参照ください。「ランプの光が日の光によって消されるように、文明などというものは音楽によって消されてしまう」とニーチェは語っております。ウッドストックで起こったことはまさにこの現象だったのですね。

追記その4:この敗北と勝利の明暗が、80年代、90年代に米国にIT革命が起こる一方で我が国には何も生まれないという悲惨な状況を招いた、と私は認識しております。


あ、メラニーといえばこれ(Look what they do to my song)がありましたね。

最近のネットというものはすごいものです。チューインガムの「北に消えゆく二人」も聞けるのですから。

ネットのコンテンツ、現れたり消えたりいたします。上にご紹介いたしましたリンクも、いわば生もの。ご鑑賞されるならお早めに。


2016.4.25追記:それにしてもこれは凄い。エルトンジョン、トランプ大統領候補か、キムンジョンウン北朝鮮首領様になっているかのごときですね。

もちろん音楽は、悪くはないのですが、昔のレベル以上には、なっていないような、、、

ポストモダン的コンテンツではあります。