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木走正水氏の4/1付けBLOGOS記事「はたして日本で『感染者爆発』は起こるのか?〜感染者が爆発する直前だとの見方もできる?」へのコメント

木走正水氏の4/1付けBLOGOS記事「はたして日本で『感染者爆発』は起こるのか?〜感染者が爆発する直前だとの見方もできる?」にコメントしました。


| 最初の感染者が国内で発覚した1月16日から、500人を
\ 突破するのに54日を要したのに、次の1000人突破は11日、
| 1500人突破は7日、2000人突破は4日と、明らかに増加
| ペースが加速しているのが見て取れます。

500人が1000人になる、つまり2倍になるのに11日、1000人が2000人になるのに7+4=11日かかっておりまして、我が国の感染者は11日で2倍になっております。一定の期間で一定倍になる、これが指数関数的な増加です。

良くある誤解が、指数関数的な増加にクリティカルポイントがあるというもので、実はそんなものはありません。

つまり、指数関数的な増加とは、どこかで爆発的な増加が生じるわけではない。11日で2倍という一定のペースがどこまでも続きます。

(感染者総数が日本の人口に近づいて未感染の人が少なくなってしまうとペースダウンするのですが、こちらは指数関数的な増加とはまた別の話です。)

指数関数的な増加に特異点はないのですが、感覚的には存在する。これは、人の扱えるサイズを超すかどうかという点がクリティカル【的】ポイントになります。

重量なら、数十キロ、長さなら数メートル、人がもてる大きさを超すあたりで、急増した、という感じがするわけですね。

たぶん感染者のクリティカルポイントは、病院のベッドの数ではないかな? 現実的にはそのあたりで大問題となりますから。

フィナンシャルタイムズのページに、日々の新規感染者の増加が片対数グラフで掲載されています。
https://www.ft.com/coronavirus-latest

日本は、各国と比べて非常に良好な推移をしていたのですが、ここにきて、少々上昇カーブが上向きとなっております。

今まで緩やかにできていましたから、この先も緩やかにできるはず。

ここが頑張りどころです。


少々、書き足らないことがありましたので、自分でコメントを付けておきました。

ちなみに、11日で2倍になるなら、110日後には約1,000倍になります。

現在の感染者総数が2千人といったところですから、110日後には2百万人となり、日々感染者が10マン人ずつ増え続ける計算です。

このままの調子であれば、この8月にもそのような状況になる。まだ3月少々ありますから、この間に医療施設の準備を進めなくてはいけません。

もちろん、そうならないように、感染者拡大を低下させる方策も、並行して進めなくてはいけないことは、もちろんなのですが。