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安倍宏行氏の5/9付けBLOGOS記事「PCR検査増やせ大合唱の謎」へのコメント

安倍宏行氏の5/9付けBLOGOS記事「PCR検査増やせ大合唱の謎」にコメントしました。


当初の検査を増やせという主張と現在の検査を増やせという主張は意味合いが異なります。

当初は、コロナ患者を受け入れる医療機関が限られた状況下で、症状の軽い陽性者が増えてしまうと、これを入院させざるを得ず、重症者の受け入れが困難となる事態も予想されたのですね。

現在は、軽症者の受け入れ態勢も準備されたためこのような問題は解消されているといいう背景が一方にあります。

そして、感染経路不明の感染者が増加する一方で、無症状の感染者の存在が明らかになっており、街中に存在すると思われる自覚症状のない感染者を隔離する意義も増しております。

感染者を隔離する効果は、その割合に応じて再生産数が減少してくれることが最大の利点です。つまり、接触8割減といった対策と相乗効果が生じる、逆に言えば、感染者を隔離すればしただけ、他の社会的対応を緩めることができるという意義があります。

もちろん、検査を行っても、結果が陽性でなければ隔離にはつながらない。だから、陽性になりそうな人を優先して検査することは大いに意義があります。

明らかな症状が出ている人や感染者に接触した人が、まず検査対象になることは当然ですが、コロナが疑われる症状がわずかでもある人や、ひょっとすると感染者だったかも知れない人に接触した人も検査することは、検査機関に余裕があればやった方が良い。

そうして少しでも感染者を隔離することが、正常な社会活動の早期再開につながるのですから。


返信がついております。

加藤洋行
感染者を隔離することも大事ですが、感染したらヤバい人、つまり高齢者を隔離するほうが、合理的で効果的ではないですか?高齢者の外出禁止強化だけでもいいです。


瀬尾 雄三
加藤洋行 さん

高齢者に関しては、日本の高齢者はあまり出歩かない点が指摘されています。これが、我が国の死者が少ない理由の一つかもしれません。

高齢者が出歩いて感染することに関しては、確かに死者を増やすことになるという点は困ったことですが、外出禁止によってボケが進んだりすると、本人にも不幸だし、社会的負担にもなる。

高齢者は、かりに感染したところで、行動がさほど活発ではないことから、若い人ほどには他人に感染させることが少ないかもしれない。

確かに命の危険は高いのですが、ここはバリュー・オブ・ライフの最大化を目指すと割り切る、そういう方向性もアリかもしれません。