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岩田健太郎氏の6/25付けBLOGOS記事「マスクについて」へのコメント

岩田健太郎氏の6/25付けBLOGOS記事「マスクについて」にコメントしました。


放射線被ばくの場合もそうなのですが、個人にとってのリスクと、社会にとってのリスクは分けて考えなくてはいけません。

つまり、放射線被ばくによって発がんリスクが1%程度高まることは、確率100%で死ぬ(しかも死亡理由の半分程度はガン)運命にある個人にしてみれば大した違いはない。でも、百万人の住民がそんなリスクにさらされたら一万人がガンになる。これは無視できない、というような話ですね。

コロナの感染防止に関しては、感染者が少ない状況下でのマスクの効果に関しては、個人が感染リスクを避ける効果はほとんどない。だけど社会的に感染拡大を防止する上では意味がある、ということでしょう。

なぜそうなるかといえば、非常に少ない感染者であったとしても、これが平均して一人以上の人に病気を移すなら、感染者は指数関数的に増大するからなのですね。

もちろん、これはほかに手段がない場合で、たとえばクラスター対策などにより、一人の感染者に病気を移される人の数を一人未満に保つことができるなら、マスクの着用は不要なのですが。

最近のニュースでも、繁華街に多数の人が繰り出す映像が流れ、これは危ないのではないかというのですが、それでもコロナに感染する人数は日本全国で50人程度なのですね。

これだけ多くの人が街に繰り出して感染者がたったの50人ということは、個人のレベルでは、感染の恐れなどほとんどない。

だけど、社会全体では、この50人がいずれ100人になり、200人になり、少し先には何千人にもなる。社会的にはそちらを心配しなくてはいけません。

もちろん、国民すべての手を煩わすことなく、他の手段で実効再生産数を1未満にできるならそれがベストであることは言うまでもありません。

クラスター対策はその有力な一手ではあるのですが、それで不足なら次の一手は夜の街を閉鎖することかなぁ、などとも思うのですが、、、

1 thoughts on “岩田健太郎氏の6/25付けBLOGOS記事「マスクについて」へのコメント

  1. mi.mino

    はっきりいって1~4までもある文章を読む人は相当時間がないとできない。
    誤解されたくなければ結論を先に書くこと。
    それが一番重要。
    切り取り云々の問題じゃないね。

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