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河野太郎氏の10/31付けBLOGOS記事「新型コロナウイルス感染症の今」へのコメント

河野太郎氏の10/31付けBLOGOS記事「新型コロナウイルス感染症の今」にコメントしました。


6-8月と1-4月と分けられると、季節(気温など)の差による効果のように見えてしまいますが、第一波と第二波、ということですね。

この違いは、書かれているように、治療法が確立されつつあるということはもちろんあるのでしょうが、検査数が圧倒的に違う。

1-4月は37℃以上の高熱が4日続かないと検査すらしてもらえなかったわけで、これで手遅れになっていた人も多かったのでしょう。

検査数が多いと、早期に対応されるため治療効果が発揮されるほか、軽症者や無症状者も感染者にカウントされるため、母数の増大によって致死率・重症化率が減少するということもあるのでしょう。

現実的に難しい面も多々あるとは思いますが、統計の取り方として、旧来の基準でも検査を受けたはずの人に関する数値を別途集計しておかないと、第一波と第二波の違いを明確に論じることが難しいという問題があります。

検査には、病気治療という目的の他に、感染拡大の現状を把握するという目的もあったわけで、後者の目的のためには、検査基準の一貫性を保つことも大事でした。

混乱した現場で、それどころではない、という現実があっただろうことは、重々承知しておりますが、今後はこのあたりも意識しておくことが肝要でしょう。

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