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新型コロナの現状(3/20)

新型コロナ感染状況の3/20版です。


我が国の状況

本日開始時点の自治体データを厚労省が集計した結果(国内分)では、感染者数が昨日から1,453人増加して累計451,830人、死亡者は32人増加して累計8,788人となりました。

下の図は新規の7日平均値をプロットしたものです。本日は、新規感染者数が微増する一方で、新規死亡者は大きく減少しております。

AbemaTimesの「感染症専門家「日本は感染者を数えているだけ」 梅毒やエイズ流行の時代から繰り返されてきた“失敗”」と題する3/19付けの記事は、なかなか読みごたえがあります。

この「感染症専門家」は、神戸大学の岩田健太郎教授で、「感染者が増えているなら、根絶やしにかからないといけない」と主張し、このためには検査を行って感染者数を数えるだけでなく、「数を数えた上で、変異株を抑え込み、感染者を増やさないようにしていく。そこまで持っていかないと、対策とは言わない」といたします。

つまり、検査と隔離(そして当然、治療も)をしっかり行うことが決め手だ、というのですね。そして、特に慎むべきは「会食」であり、夜の会食だけでなく、昼の会食も避けるべきで、歓送迎会などは時間を問わずしちゃいけないといたします。誠にごもっともです。そしてこれが、今回の5本柱と整合性が取れていると致しますと、この先は多少楽観視できるというものです。

歓送迎会につきましては、企業や大学関係に政府から依頼すれば、かなりの程度自粛がおこなわれるのではないかと思います。また、アルコールを提供する飲食店の営業を停止させることができるような権限を政府に与える法案をつくるというのも一つの方法です。補償措置に関しては、その時その時の情勢で政府が判断して決めればよいことです。アルコールさえ提供しないなら営業自体を禁止しないのであれば、売り上げは落ちるにせよ、一定の売り上げは維持できるはずですし、お店のサイドには工夫のしどころもあるのではないでしょうか。

その他に関しては、緊急事態宣言を終了したところで、諸施策はこれまで通りないし多少強化する形で遂行するわけですから、おおむね岩田教授の主張される形に事態は推移するのではないかと思います。

世界の状況

厚生労働省の発表による世界の状況は、本日はデータの更新がありませんでした。

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