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青山まさゆき氏の3/20付けBLOGOS記事「リバウンドはあって当然。恐れる必要なし。 」へのコメント

青山まさゆき氏の3/20付けBLOGOS記事「リバウンドはあって当然。恐れる必要なし。 」にコメントしました。


この手の感染症の推移にはいくつかのパターンがあって、自然界からの移入が多いインフルエンザなどを除けば、(1)昔のはしか(麻しん)のように全員が抗体を持つためそれ以上拡大しない形、(2)SARSのように国内の感染者を実質ゼロにして感染リスクを無視できるレベルとする形のいずれかが自然な安定状態なのですね。

このエントリーは(1)を主張するのですが、感染により全員が抗体を持つやり方は、致死率が高いため犠牲者も多く発生し、これまでにいくつかの国で試みられたものの、いずれも最後までやり遂げることができておりません。ただし、ワクチンで抗体を持たせるなら、ほとんど犠牲を伴ないませんので、現実的に可能だし、多くの国が志向しているといえるでしょう。

(2)はいくつかの国で成功を収めているやり方で、ニュージーランドや台湾がその代表例。日本ももう一歩でこの状態になれる好ポジションに付けているのですね。多くの方に我慢できないであろう事実は、中国がいち早くこの状態になったということで、経済を急回復させている様子です。疑問は、あるのですが。(
https://jp.reuters.com/…/china-covid-breakingviews…

このエントリーで示されたグラフ(ハーバード大学のリプシッチ教授グループのシミュレーション結果)は興味深いもので、疫病の感染と同じ数理モデル(分枝過程)で記述される核分裂反応を安定に継続させる原子炉の制御を彷彿させるものです。

感染が拡大するとこれを収束させる働きが発生し、収束すると拡大させる働きが生じることで、一定の感染者を社会に保つ結果を生む。これは、原子炉であれば好ましい状態なのですが、疫病のケースではあまりうれしくない。でも、民主主義の社会で現実に生じるのは、このパターンであるのかもしれません。


返信がついております。

Mi Mino

中国は怪しい。

台湾は問題ない。初期でうまく入出国を制限できた。

結局これがポイント。

EUやアメリカはダイアモンドプリンセス号の対応で日本を笑っているうちにキチンと入国制限しなかったことが大失敗の始まり。


Tetsuharu Kawasaki

>> 全員が抗体を持つためそれ以上拡大しない形

罹患率人口10万人当たり3人くらいのSARSは この数字から全員が抗体を持っているとは思えないし SARSコロナウイルスに効果があるワクチンは現在まで作られていないが なんか治まってるんですが・・・

何にも勉強していないのね


瀬尾 雄三

Tetsuharu Kawasaki さん

SARSは「(2)SARSのように国内の感染者を実質ゼロにして感染リスクを無視できるレベルとする形」としていると書いております。

新型コロナも、この形にするという解があるわけで、当初狙ったのは正にこれであるし、私は今日でもこれを狙うべきだと考えています。

中国の実態がどうであるのかよくわからないのですが、伝えられております「いち早くこの状態(2)になったということで、経済を急回復させている」方向は我が国が目指すべき状態だし、国際的に極めて被害が軽微な日本では、比較的容易に到達可能な状態だったのですね。結果的に、そのチャンスを無にしているのですが。

今はワクチン接種が現実的となり、この助けを借りれば(1)の全員が抗体を持つ状態も非現実的ではないのですが、ワクチンにより感染力が低下すれば(2)の状態とすることも十分に可能性があり、できるものなら(2)の状態とすることが(ワクチン接種からもフリーになれるため)好ましいと考えております。


ほかの方のコメントに返信しました。

加藤洋行

>リバウンドはむしろあって当然なのだ。

ちょっと乱暴な表現ですが、抗体(免疫記憶)は4~6か月で廃れるので、その周期でリバウンドが起きるといいたいんですよね。抗体(免疫記憶)を理解できていない人は、何のことかわかりませんよ。まあ、自称専門家に対する発信だから、それでいいのかな。


加藤洋行

あ、自称専門家も理解できていないかもしれない。西浦某なんて、ピークアウトという概念を無視して死亡者数を計算していましたからね。


Toshimi Minoura

> 抗体(免疫記憶)は4~6か月で廃れるので、その周期でリバウンドが起きるといいたいんですよね。

抗体IgMの半減期は約5日で、抗体IgGの半減期はサブクラスによって異なり、7〜23日です。免疫記憶の主体はメモリB細胞と補助T細胞(CD4+)です。補助T細胞が獲得免疫の主役です。

> 西浦某なんて、ピークアウトという概念を無視して死亡者数を計算していましたからね。

ピークアウトが起きるのは、実効再生産数が1.0より下がったときにおきます。行動自粛がされなければ、基本再生算数が2.5の時は、ピークアウトは住民の6割が感染するまで起きません。そして、感染が収束するには7割の住民が免疫を持つ必要があります。ワクチンがなければ、7割の人達が感染により免疫を持つ必要があります。日本国民の7割が感染した時の死者数を計算してください。

、上記の議論は、ファクターXを無視しています。ファクターXが最も有効に働いている国は、ベトナムとかタイで、累積感染者数は35人と90人です。ファクターXの一番有力な仮説は、交差免疫として存在する補助T細胞です。抗体は存在しませんが、補助T細胞が、メモリB細胞を介して、プラズマB細胞に抗体を作り出すよう、司令します。そして、キラーT細胞(CD8✛)は、ウイルスが感染した人の細胞をウイルスごと殺してしまいます。


Tetsuharu Kawasaki

Toshimi Minoura さん

>> ワクチンがなければ、7割の人達が感染により免疫を持つ必要があります。日本国民の7割が感染した時の死者数

最強最悪の部類に入って ワクチンも無かったスペイン風邪の時の 日本の死者って30万人だったような

7割って脳内妄想で語ってないかい(大笑


加藤洋行

Toshimi Minoura

>日本国民の7割が感染した時の死者数を計算してください。

その必要はありません。3月19日時点で、日本の検査陽性者数は44万9662人。総人口が1億2650万人だから、0.36%。残りの99.64%はコロナ上陸から丸1年以上たっても感染していない。これは日本で集団免疫が達成されていると考えていい。さあ、瀬尾さんを誘って花見に行きましょう!


Toshimi Minoura

訂正

ベトナムとかタイで、累積感染者数は35人と90人です。 ==> ベトナムとかタイで、累積死者数は35人と90人です。

> ワクチンも無かったスペイン風邪の時の日本の死者って30万人だったような

世界の人口の1%ほどの人達がスペイン風邪で死亡しました。当時の日本の人口は5000万人ほどでしたから、30万人の死者というのは、際立って少ないわけではありません。

西浦先生の出した数字も、これとかけ離れてはいませんでした。


加藤洋行

Toshimi Minoura

西浦某の「42万人」は死亡者数ではなく、検査陽性者数のことだったのかな。それなら当たっている。


瀬尾 雄三

Toshimi Minoura さん

ベトナムのファクターXは、国民の年齢構成で、日本の高齢者比率が30%近くあるのに対して、ベトナムの高齢者比率は8%程度と低いことでしょう。

ベトナム:https://population-pyramid.net/.../%E3%83%99%E3%83%88%E3...

日本:https://population-pyramid.net/ja/pp/%E6%97%A5%E6%9C%AC

その他の因子も種々あるはずで、具体的数字は把握しておりませんが、先進国病といわれる成人病や肥満者の比率なども異なっているはずです。

おそらくはこれらの因子もベトナムの死者数を下げる方向に作用しているものと思われます。

1 thoughts on “青山まさゆき氏の3/20付けBLOGOS記事「リバウンドはあって当然。恐れる必要なし。 」へのコメント

  1. mi.mino

    (2)ができればよかったんだけどもうワクチンができたから(1)で解決する

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