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中村ゆきつぐ氏の4/25付けBLOGOS記事「なぜ日本のコロナ対策は評判が悪い 最初がうまく行きすぎた」へのコメント

中村ゆきつぐ氏の4/25付けBLOGOS記事「なぜ日本のコロナ対策は評判が悪い 最初がうまく行きすぎた」にコメントしました。


第一波の火消しは、一見うまくいくかに見えたけど、最後の詰めを誤った、ということでしょう。昨年6月上旬に全国で40人を割った新規感染者数は、6月下旬には増加をはじめ、第2波に至ってしまった。そして言われる通り、これを十分に鎮静化しない状態でコロナウイルスの活性化した寒い時期を迎えてしまったのですね。

で、何が悪かったかといえば、第一に、7月上旬に始まったGoToキャンペーンがあります。これ、その日に突然始めたわけではなく、それ以前からやるぞやるぞとの盛り上がりがあったわけで、まだコロナの抑え込みに成功してもいない段階からこんなことをやったことで、国民の気のゆるみを招いてしまったということがあるでしょう。

おまけに、10月には東京都を追加した。地域共通クーポンも始めた。この時は、第二波も終焉に向かいつつあったといっても、まだ500人近い感染者を毎日出していたのですね。冬の訪れを前にしたこの時期に、ここで気を緩めてはいけないところでした。

もう一つの問題は、第二波が始まった時点で、夜の街が感染拡大の主因であることがわかりながら、あまり強い手が打てなかった。このころ、規制疲れみたいなものがあり、それがGoToキャンペーンの後押しをしたのでしょうが、同じ理由が規制強化に二の足を踏ませてしまったのですね。

ではその反省からどうすればよいか、これは簡単で、感染症対策の基本は、ゼロになるまで対応する。感染者が街にいる限り、感染拡大は阻止できないのですね。それがこの第2波から第4波までの教訓であるはず。感染拡大がある限り、何らかの形の規制はずっと続くことになり、いつまでたっても経済は上向かない。結局この勝負、オール・オア・ナッシングだということ。これをしっかりと心得なくてはいけません。

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