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小宮山洋子氏の7/13付けBLOGOS記事「発電コスト 2030年には原子力から太陽光が最安に」へのコメント

小宮山洋子氏の7/13付けBLOGOS記事「発電コスト 2030年には原子力から太陽光が最安に」にコメントしました。


LNG価格もかなり下がっておりますから、天然ガス火力発電のコストも現在では原子力以下だと思いますよ。天然ガス価格の現実は、以下の通りです。

コスト比較時(2015年発表):16.28 $/MMBtu

現在:$6~8/MMBtu

天然ガス火力の発電コスト13.7円/kWhの内の燃料コストは10.8円としておりましたから、これが$6/MMBtuまで下がってしまいますと、7~8.2円/kWhとなってしまいます。天然ガス価格は、コロナ禍克服の見通しが得られた現段階で、日本とヨーロッパで急速に値上がりしているのですが、米国の価格は$2~3/MMBtu程度とかなり安価で、安価な燃料の長距離輸送技術を開発すると、さらなるコストダウンの可能性もあるのですね。

今日我が国が指向すべきは、無理に原発の再稼働を急ぐよりも、当面はコストダウンを図りつつ天然ガス火力で乗り切り、再生可能エネルギーの追加で化石エネルギーの寿命延長を図りつつ、核融合発電の実用化につなげていく、といった道ではないかと思います。

もちろん、明らかに安全である原発に関しては、動かすオプションもあるのですが、その場合は、周辺住民の理解も得られるよう、十分な情報公開と説明が必要であることは言うまでもありません。もしも当事者が現状で充分だと思われているなら、この道は、あきらめたほうが良い。それだけの話です。

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