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諌山裕氏の7/30付けBLOGOS記事「東京都の新規感染者3865人のからくり」へのコメント

諌山裕氏の7/30付けBLOGOS記事「東京都の新規感染者3865人のからくり」にコメントしました。


感染者が増えると、その周囲の人々(所謂濃厚接触者あるいは、念のための検査も含めて)の検査が必要になるという事情もあります。つまり、感染者の増加と検査数の増加は、いずれが原因でいずれが結果か、これだけではどちらにもなり得るのですね。

この因果関係を判定する手段もありまして、それが陽性率、つまり、陽性者の数/検査数をみればよい。検査が増えたから陽性者が増えたなら、不要な人々にまで検査をしてるはずで、陽性率は低下するはずなのですね。

でも、最近のデータをみると、陽性率は上がっている。つまり、感染が疑わしい人の検査が多く行われている可能性を示唆しており、感染者が増加して濃厚接触者の検査が増加しているという因果関係が成り立っているのではないかと推測されるわけです。

検査の不要な人に対する検査数が一定であれば、感染の可能性が高い人の検査数が増えると、陽性率は上がるはずですから。

二つの事象に相関関係のあるとき、いずれが原因でいずれが結果であるのか、あるいは、いずれも共通する他の原因の結果であるのかを判定するのは、なかなか難しいことです。このあたりはよく気を付けて考えないと、間違った結論に至ることも多々ありますので、注意が必要です。

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