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橋下徹氏の9/12付けBLOGOS記事「人流抑制がない中で感染減少することを不自然に感じるだけ…」へのコメント

橋下徹氏の9/12付けBLOGOS記事「人流抑制がない中で感染減少することを不自然に感じるだけ…」にコメントしました。


人流こそが全てという自分の固定観念に合わない現象を、不自然だと切り捨てるだけでは専門家とは言えない。

「専門家」というのは文字通り『専門』家なのであって、医学の専門家は医学の専門家であって他の領域の専門家ではない、オールラウンドプレーヤーではないのですね。

今回問題にされている国際医療福祉大学の松本哲哉教授は、医師で感染制御科学をご専門とされてますから、ワクチンや人流抑制については詳しくても、これらの影響を組み合わせた感染拡大の指数関数的変化がどのように生じるかといった、数理科学領域に詳しくなくても責められない。それが今日の分業体制というものだと思います。

今回は、ワクチンもあるだろうし、緊急事態宣言の影響(飲食店の酒類提供自粛など)もあるだろうし、学校関係には夏休みという効果もあっただろうし、何かと批判のオリンピックも人々をテレビの前にくぎ付けにした効果もあったでしょう。

でも、専門家がテレビカメラの前で語るとなれば、一般大衆への呼びかけという意識が働くはずで、これに最も効果的な話題は「人流抑制」になる。それが逆に己の思考を束縛したという効果があったかもしれませんけど、同じテレビの前で、全然別の話もできないという事情もあったのでしょう。

まあ、メディアの伝え方が偏っているということもあるし、ニュースキャスタの科学的知識レベルが少々低すぎるといった問題はあるでしょうけど、この程度は仕方ないのではないでしょうか。

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