コンテンツへスキップ

城繁幸氏の9/23付けBLOGOS記事「45歳定年なんてホントに実現するの?と思ったときに読む話」へのコメント

城繁幸氏の9/23付けBLOGOS記事「45歳定年なんてホントに実現するの?と思ったときに読む話」にコメントしました。


これは、逆転の発想が必要なのではないでしょうか。

高額の割増退職金付きの早期退職制度を利用して大金をゲットして、転職して更に給与アップ、なんておいしい道もあり得るのですね。

どうすればそんなことが可能かといえば、他社も欲しがる人間になること。技術畑なら、特許論文学会活動などで名前を売っておくこと、MBAやPhD、あるいは他の(意味のある)資格を取っておくこと。こういうことをやっていると、その過程で種々人間関係もできて、いろいろな情報も入ってくるのですね。

ここにきて、日本の企業も伸びる会社と停滞する会社に分かれており、停滞する会社に人が余る一方で、伸びる会社は人材不足なのですね。と、いうことは、再就職先には伸びる会社が入りやすく、かつ処遇もよいし、将来性もあるはず。チャレンジしない手はないのですね。

まあ、それには、それなりの実力をつけておくのが前提条件ではあるのですが、それさえクリアーすればこっちのもの。駄目ならおとなしくしていればよいだけの話。チャレンジする価値は十分にあるというものです。いっちょ、やりませんか?


返信がついております。

花の ヤン

<高額の割増退職金付きの早期退職制度を利用して大金をゲットして、転職して更に給与アップ、なんておいしい道もあり得るのですね。>

しかし、どの会社も45歳定年制度を導入していれば再就職なんかできませんよ。

<ここにきて、日本の企業も伸びる会社と停滞する会社に分かれており、停滞する会社に人が余る一方で、伸びる会社は人材不足なのですね。>

これは景気がいいときだけ通用する図式ですよ。 不況のときには45歳定年制度では失業者が大量発生して、不況を悪化させかねません。

<まあ、それには、それなりの実力をつけておくのが前提条件ではあるのですが、それさえクリアーすればこっちのもの。>

つまり、実力がない人は45歳で野垂れ死にですね。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

> 実力がない人は45歳で野垂れ死にですね。

実力がない人は、45歳になる前に、義務教育終了時点で野垂れ死にです。

もちろん、安い給料で我慢できるなら、何らかの仕事にはありつけるでしょう。これは、若い人も45歳以上の人も、みな同じなのですね。

実力がある人は、何歳になっても、容易に就職できる。会社だって馬鹿じゃないですから、実力相応の給与で人を集めるわけですね。

これって、普通の姿ではないかと思いますけど。そうではない現状が、ひずんだ姿だ、ということですね。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<これって、普通の姿ではないかと思いますけど。そうではない現状が、ひずんだ姿だ、ということですね。>

私は同意しかねますね。 瀬尾さんは仕事ができない無能な人が窮地に直面するとスカッとするかもしれませんが、私はそういうものはあまりいい気持ちがしないのですよ。

どんな無能でも、たとえ馬鹿でも、やっぱり皆が幸せな気持ちで暮らしていけばいいと思っていますし、これだけ技術が発達し生産量が増えた時代ではそれが可能だと思っています。
なぜ、そんなに能力や企業リソースに余裕がないと考えるのか、私には不思議でなりません。

45歳定年制度導入によって人的資源を使い捨てにできれば、サラリーマン社長や役員にとっては業績を最大化できる目論見があるかもしれませんが、国全体では生産量が落ちる要因になると思います。
経済界には労働環境悪化による業績向上よりも、経営手腕による業績向上を目指すようにしていただきたいものですね。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

少し前のエントリーにもコメントしたのですが、日本人の所得が上がらないけれど物価も安いという「異常事態」に対し、良い品が安いなら輸出が盛んになり、為替が円高に傾いて実質給与が上がるはずだがそうならないのは、単に生産性が低いだけと考えるしかないと指摘しました。

生産性が低く、低価値のものしかできず、安月給に甘んじ、安物を消費して生活する。これって先進国の姿ではなく、発展途上国の姿なのですね。日本は、先進国から発展途上国のレベルへと衰退しつつある。その結果は、全国民の不幸につながるのですね。こういう現象は珍しいものでもなく、英国では『英国病』と呼ばれた時代もあり、競争を徹底するサッチャー改革でこれを脱したという歴史があります。

ここは、日本が発展途上国のレベルに落ち込みつつあるという現実にまず目を向けること。今度は『日本病』と呼ばれる時代がやってくる。その前の病気が軽いうちに病気を治さなくてはいけません。我が国の場合には、病の根源は雇用慣行にある可能性が濃厚であり、この部分から手を付けていかなくてはいけない。

サッチャー改革と同様、この改革には痛みが伴います。でも、国家の財政に余力のあるうちに改革するなら、給付付き税額控除(BIと同じ効果がある)などのセーフティネットも充実させることができ、痛みもそれだけ軽く済むのですね。病気を軽いうちに直す、これは、普通の病気も、社会の病も、同じことなのですね。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<少し前のエントリーにもコメントしたのですが、日本人の所得が上がらないけれど物価も安いという「異常事態」に対し、良い品が安いなら輸出が盛んになり、為替が円高に傾いて実質給与が上がるはずだがそうならないのは、単に生産性が低いだけと考えるしかないと指摘しました。>

経済学でいう生産性を高めることのメリットは、生産性が上がれば「生産量が増える」ということですよ。 たしかに、仕事のできない人物を片っ端から解雇すれば生産効率が上がるかもしれませんが、解雇した分だけ生産が落ちることになりますから、経済学の観点では「本末転倒」ということになります。 そういえば、以前にもこれと似たようなことを瀬尾さんにコメントしたことがありましたね。

なお、「輸出が増えて円高になる」という現象は現在では起こりえません。 それは、現在の為替変動が実質金利に左右されるからです。

<生産性が低く、低価値のものしかできず、安月給に甘んじ、安物を消費して生活する。これって先進国の姿ではなく、発展途上国の姿なのですね。>

それがどうしたというのですか? 余計な背伸びをせずに、発展途上国レベルなら発展途上国なりの国民の幸福を考える方がいいかもしれませんよ。 少なくとも、先進国の体裁を理由に労働環境を悪化させて国民への負荷を増やすのはいかがなものかと思います。

<サッチャー改革と同様、この改革には痛みが伴います。>

サッチャー改革は私も少し調べたことがありましたが、あまり成功したとは言えませんね。 まず、医療や教育などの各種投資を軽視し削減したことと、通貨高を長期化させて製造業に壊滅的ダメージを与えたことが致命的失敗です。

日本の政治にとって最悪だったのは、自民党も社会党も民主党もサッチャー改革をお手本にしていたことです。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

> 発展途上国レベルなら発展途上国なりの国民の幸福を考える方がいいかもしれませんよ。

> 少なくとも、先進国の体裁を理由に労働環境を悪化させて国民への負荷を増やすのはいかがなものかと思います。

発展途上国レベルとは、先進国でいう貧困が蔓延している状態、ということなのですね。つまりは、所得水準が低く、衣食住のレベルも低い、医療も十分でなく、平均寿命も短い。先進国の姿を見れば、発展途上レベルに国民は満足できず、だから発展途上国の人たちは、必死に上を目指す。現にそうやって、発展途上国は先進国にキャッチアップしてきてる。

自然とともにあるというのは、ロマンがあるかもしれないのですが、世界は南の島のような、裸で寝ていても、結構幸せに暮らせるようなところばかりではない。単純な話、発展途上レベルでよいというなら、貧困生活を送ればよいだけの話なのですね。

まあ、吾妻ひでお氏の「失踪日記」みたいな、ホームレス生活もけっこう快適そうな話もないわけではないけれど、それは人気漫画家という生活が異常に過酷であったからであって、普通の人にはとても受け入れられないのではないかと思いますよ。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<発展途上国レベルとは、先進国でいう貧困が蔓延している状態、ということなのですね。>

おや、話がズレてきていますよ。
先程の投稿では「生産性が低く、低価値のものしかできず、安月給に甘んじ、安物を消費して生活する。これって先進国の姿ではなく、発展途上国の姿なのですね。」ということだったから、私は「それがどうしたというのですか?」と述べたわけですよ。

現状が「貧困が蔓延している状態」というのならともかく、そうでもないのに「発展途上国レベルとは」のは脱線であるように思えます。

<先進国の姿を見れば、発展途上レベルに国民は満足できず、だから発展途上国の人たちは、必死に上を目指す。現にそうやって、発展途上国は先進国にキャッチアップしてきてる。>

それは一面的な分析じゃないですかね。
たしかに個人の努力もあったでしょうが、政府や企業が教育投資や設備投資をやっていたのが大きいと思います。

特に、能力が並や並以下の人たちには教育を受ける動機や機会を政府や企業がつくってやらなければ、そこそこ戦力にはなりえないでしょう。

45歳定年制度について言えば、能力が並や並以下の人たちが45歳以降にステップアップする可能性は皆無に等しく、下手をすれば45歳以降は野垂れ死にすることだって頻発するでしょう。
そう考えれば、政府や企業が責任を持って能力が並や並以下の人たちの面倒を見る方がむしろ効率的ではないでしょうか。
つまり、年金支給開始まで定年を設けて十分な賃金を支給するわけです。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

> 現状が「貧困が蔓延している状態」というのならともかく、そうでもないのに「発展途上国レベルとは」のは脱線であるように思えます。

状態というものはバイナリーではなく、連続的なのですね。つまり、「発展途上国レベル」と「先進国レベル」と称しているのは、国の状態を表す一つのベクトルの両端であって、その具体的な表れが「豊かさ」ないし「貧困」であるわけです。一国が発展途上国レベルに向かうという意味は、国全体が貧困に向かうという意味であるわけです。

一般に、先進国と発展途上国の経済なり産業の中心を見れば、その違いは労働によって生まれる付加価値の差にあるといえるでしょう。つまり、農業や軽工業のような、投入された労働に対して生み出される価値の小さな産業が発展途上国の特徴である一方、医薬や情報電子産業といった、大きな価値を生み出す産業が先進国の特徴なのですね。

そして、付加価値が高いという意味は、労働に対して生み出される価値が高いという意味であり、これすなわち生産性が高いという意味でもある。つまりは、生産性を上げることが先進国レベルへの道であり、一国を豊かにする鍵であるわけです。

もちろんこのためには、高度な教育を受けた人材や周辺産業が必要であり、先進国にはこれらがそろっている。日本がこうした環境を失う前に、産業の付加価値を上げなくてはいけない、それにはどうすればよいのか。これがここでの議論の、私の最大の関心事であるわけで、その解は、より競争的な雇用環境に移行して、現役社員の緊張感を高めて自己研鑽のインセンティブを生み出すとともに、若年層により多くの機会を作り出すことはないか、いいたいわけです。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<つまり、農業や軽工業のような、投入された労働に対して生み出される価値の小さな産業が発展途上国の特徴である一方、医薬や情報電子産業といった、大きな価値を生み出す産業が先進国の特徴なのですね。>

私の考えは少し違います。
先進国と途上国との差とは、経済に関して言えば「生産インフラ」の充実度の違いではないでしょうか。
生産インフラが充実していれば付加価値が大きい生産物ができるようになるわけですからね。

最先端のことをやらせるのならともかく、生産インフラを使って生産する程度のスキルであれば、並や並以下の人物を教育して従事させても構わないでしょうし、それが45歳だろうが60歳だろうがそれなりに役立つことでしょう。

<これがここでの議論の、私の最大の関心事であるわけで、その解は、より競争的な雇用環境に移行して、現役社員の緊張感を高めて自己研鑽のインセンティブを生み出すとともに、若年層により多くの機会を作り出すことはないか、いいたいわけです。>

有能な人物なら緊張感をもって自己研鑽するかもしれませんが、並や並以下の人物は直接的な外圧がないと自己研鑽なんかやりませんよ。

むしろ、45歳以上の並や並以下の人物を再教育して別の業務に従事させる、或いは並や並以下の人物が自主的に勉強したり資格をとったりすることを想定する方が効率が悪いと思います。
それくらいなら、既にスキルのある業務を引き続き従事させた方がトータルでは生産量が大きいというわけです。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

問題は、今日、産業経済を取り巻く環境が急速に変化しており、我が国はこれに十分にキャッチアップしているとはいいがたい点なのですね。

その最大のポイントは情報技術の進歩で、GAFAに代表される海外企業に完全に席巻されてしまっている。我が国は、古い産業形態を温存しようとする力が強すぎ、これらの分野に出遅れているのですね。「既にスキルのある業務を引き続き従事」は、かえって有害である場合も多いのですね。

もう一つは、自然エネルギーの利用でも後塵を拝している。太陽電池では中国勢の後塵を拝している。太陽電池の世界シェアで、中国63%、マレーシア20%などという数字をみますと、もはやこの世界は絶望的なのですね。そして大型風力発電分野からも我が国は撤退してしまった。いったい何をやっているのでしょう。

このような変化に的確に対応するためには、現時点での技術力で有能/無能を評価しなくてはいけないし、そのような評価での有能な人に判断をゆだねなくてはいけない。これができなければ、我が国は国際競争に負け、発展途上国レベルに向かう衰退国になるしかない。その道からハンドルを切るのは今、というわけです。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<我が国は、古い産業形態を温存しようとする力が強すぎ、これらの分野に出遅れているのですね。「既にスキルのある業務を引き続き従事」は、かえって有害である場合も多いのですね。>

これは先端技術だけが必要だと考えている時点で誤りだと思います。
先端技術に投資したければどんどんやっても構わないのですが、他の枯れた技術の分野だって社会には必要な場合が多いのです。
それに、ライン工や経理担当に先端技能や新進気鋭の人材が必要かと言えば、そうではないでしょう。

そう考えると「『既にスキルのある業務を引き続き従事』は、かえって有害である」が成り立つ場合とは、先端技術開発が必要かつ資本が限られる場合くらいしか考えられません。
つまり、それ以外の分野では成り立たないわけですし、成り立たない方が多いくらいなのです。

<もう一つは、自然エネルギーの利用でも後塵を拝している。太陽電池では中国勢の後塵を拝している。太陽電池の世界シェアで、中国63%、マレーシア20%などという数字をみますと、もはやこの世界は絶望的なのですね。>

これは単純に価格競争力の問題ですね。
円安シフトで解決できる話ですから、有能な人材ばかり揃えなければならない理由にはなりません。
たとえば、リーマン・ショック後の円高&デフレ不況では大手メーカーの俊英エンジニアが苦労して中国製品と価格競争できるようコストカットを試みても、従業員の賃金カットの方が効果的であり、さらには黒田異次元金融緩和による円安シフトでやっと採算が合うようになったわけです。
つまり、それだけ為替の影響が大きく、価格競争力における為替の影響力と比較すればエンジニアの能力差など五十歩百歩でしかありません。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

基本的に、発展途上国の産業レベルは、いずれは先進国にキャッチアップする。だから、同じ産業で張り合っていたのでは、給与水準の低い発展途上国に、いずれは負ける、あるいは先進国の給与水準も発展途上国と肩を並べてしまうのですね。

おまけに日本には、国土が狭い、資源に乏しい、高齢化が進んでいる等々、様々な弱さを抱えている。だから、中国なり発展途上国なりと同じことをやって、日本人が幸せになることは不可能に近いのですね。ならばどうすればよいかといえば、話は簡単。より高い付加価値を生む産業にシフトしていかなくてはいけない。つまり、同じことをやっていたのではだめ、ということなのですね。

一方で、科学技術も急速に発展している。情報技術は、社会活動の隅々にまで応用分野を広げ、より効率的な社会にしている。これは、商品やコンテンツの流通などを見れば一目瞭然でしょう。そのほかにも、ライフサイエンスは急速に進み、コロナのワクチンだって遺伝子組み換え技術が使われるようになっている。また、カーボンファイバや超電導、更には各種機能材料など、素材技術も急速に進んでおります。

こうした高度な科学技術を世界に先駆けて開発し、実用に結びつけ、社会のあらゆる範囲にこれを応用した製品を普及させる。それが産業の高付加価値化なのですね。これは、同じことをやっていたら絶対に不可能。有能な人に十分な資源を使わせて、自由にやらせるしかありません。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<こうした高度な科学技術を世界に先駆けて開発し、実用に結びつけ、社会のあらゆる範囲にこれを応用した製品を普及させる。それが産業の高付加価値化なのですね。これは、同じことをやっていたら絶対に不可能。有能な人に十分な資源を使わせて、自由にやらせるしかありません。>

そんなものは開発担当や経営者くらいのものですから、全てに通用する主張ではないと思いますよ。
同じ企業でも、ライン工や営業、経理担当の辺りは当てはまりそうにありませんし、少数精鋭ではなく多くの担当従業員が必要な部署では並や並以下の人物を教育して戦力化せざるをえません。
したがって、瀬尾さんの主張には同意しかねます。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん:理屈で考えれば、現場の人間はローグレードの技術を扱い、先端技術は研究所で高度な科学技術を開発する、というイメージになるかと思いますけど、実際には、現場自体が相当に高度な技術なりノウハウを扱っており、これにマッチした情報技術を導入していかないとうまくいかないのですね。

具体的なお話はするわけにいかないのですが、多くの高温プロセスでは、現場作業員の勘と経験がものをいう局面もありました。最近は良いものが出ているかもしれませんけど、以前は高温用の温度計の精度がいまいちだったのですね。でも、現場の作業員は炎の色や溶湯の流れ具合などから温度やその他の状況を把握している。

これを機械化することも不可能ではないわけで、スペクトルや画像解析、最近の流行りならAI技術を応用すればより高精度のコントロールが可能になるはずなのですが、これを外部の人間がやることは非常に困難で、理想を言えば、現場の人間が様々な計測器の知識も持つことが好ましい。

現実にこれがおこなわれたのがQCサークルや提案制度などで、わかりやすい部分で現場の知恵が生産プロセスの改善などに役立てられておりました。でも、最新の高度な技術の応用となると、これだけでは困難なのですね。流通関係の営業だって、情報化すれば、究極的にはアマゾンになる。そうするのは、本来、営業現場の仕事であるはずで、これに情報部門がお手伝いをする形が理想的なのですね。

これを逆に、天下り的に外部の人間が考えたシステムを現場に押し付けても、なかなかうまくいかない。たぶん我が国のそこらじゅうで失敗しているシステムは、そのようにして導入されたのではないかな? そのようなシステムには現場の知恵が含まれていない。これが実は、現実の業務で非常に重要な要素であるケースが多い、というわけです。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<実際には、現場自体が相当に高度な技術なりノウハウを扱っており、これにマッチした情報技術を導入していかないとうまくいかないのですね。>

<そのようなシステムには現場の知恵が含まれていない。これが実は、現実の業務で非常に重要な要素であるケースが多い、というわけです。>

なるほど、これは興味深い話ですね。
安倍晋三氏が好きな日本酒である獺祭は、杜氏の技術をデジタル化して質の良い日本酒を量産化できたという話を思い出しました。
当時のバラク・オバマ大統領には塩対応されましたが、これは高度な技術やノウハウを暗黙知から形式知に変換した好例と言えるでしょう。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

暗黙知を形式知に変えて、機械化や技術の伝承を可能とするという試みも多々行われておりますが、それほど高度でなくても、普通のビジネスに情報技術を応用して、ビジネスそのものを変えるというのが情報技術のビジネスへの応用の在り方だし、これを徹底したのがGAFA成功の本質部分だと思います。

アマゾンにしてもアップルの音楽配信にしても、物品販売にネットという技術を応用しているわけですね。我が国で似ている企業がDMMなのですが、こちらはアダルトに特化しているためあまり世の中を動かすに至っていない。まあ、「艦これ」などはヒットしておりますが。

この手の情報技術の応用によるビジネスの大幅な効率化は、かつてBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)と呼ばれた業務改善手法にも似たところがあります。この手法も、桁を変えるくらいの効率化が可能なのですが、これをさらに徹底したのがGAFAであるとの見方もできそうです。もちろんこれを実現するためには、通信網の利用や業務に応じたソフトウエアが必要なのですが。

いずれにせよ、先進国の強みは、既にできている産業基盤なり経済環境にあるわけで、これらをうまく利用する形で技術を先にすすめることで、発展途上国に対する有利なポジションを得ることができるのですね。逆に言えば、これらを利用できないのであれば、発展途上国に対する優位性がない、ハングリー精神がないだけ不利、などということにもなってしまう。そういう問題なのですね。

1 thoughts on “城繁幸氏の9/23付けBLOGOS記事「45歳定年なんてホントに実現するの?と思ったときに読む話」へのコメント

コメントは停止中です。