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大串正樹氏の9/22付けBLOGOS記事「エネルギーの安定供給」へのコメント

大串正樹氏の9/22付けBLOGOS記事「エネルギーの安定供給」にコメントしました。


現在の、特に核を含むエネルギー政策に国民の理解が得られない最大の要因は、きちんとした計画をもたずに、『なし崩し的』にやってしまおうという『無責任体質』が垣間見える点でしょう。いずれも長いスパンで進めるしかないプロジェクトですから、問題先送りしていれば責任者の任期の方が先に終わる。気楽な商売なのですが、国民、周辺住民には見透かされてしまっているのですね。

そこで、長期にわたるきちんとした計画の立案が、まずなされなくてはいけないのですが、核のゴミの問題と廃炉の問題が片付かない以上、原子炉の新設は見送るべきでしょう。でも、すでに運転している原子炉については、安全性がきちんと確認されたものに関して再稼働することには、さほどの問題はない。もちろん、安全性の確認がずさんという問題はきちんと対処しなくてはいけないのですが。

エネルギー問題の長期的な考え方は、最終的に核融合に頼ることはほぼ確定的で、超電導、トリチウムの取り扱いなどの核融合周辺技術やエネルギーの貯蔵と運搬といった技術に関しても並行して開発を進める必要があるでしょう。この分野で我が国が他国に遅れをとることは避けなくてはいけません。

それまでのつなぎとして、自然エネルギーを利用する技術、天然ガスなどの化石燃料をクリーンかつ効率的に利用する技術も積極的に進めなくてはいけない。これらの技術開発に関して、かつては、原発に競合する技術だからという理由で消極的であったようにも見られるのですが、このようなバイアスがあったなら即刻改めなくてはいけません。

未来には不確定な要素が多々あります。まずは間口を広くとり、大きな絵はきちんと描いたうえで、着実に一歩ずつ、研究開発を取り進めなくてはいけない。その際に忌むべきは、無責任さ。これまでの関係者には、そんな思惑が透けて見えたところが、我が国エネルギーの最大の問題だと心得なくてはいけません。

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