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城繁幸氏の1/13付けBLOGOS記事「日本の労働生産性が低いのって国民性や労働観のせいなの?と思ったときに読む話」へのコメント

城繁幸氏の1/13付けBLOGOS記事「日本の労働生産性が低いのって国民性や労働観のせいなの?と思ったときに読む話」にコメントしました。


かつて某財閥系企業に勤務していた時のこと、歩く速さが恐ろしく遅い人がいたのですね。これは確かに合理的で、ゆっくり歩いていても給料は時間で出る。私にはむりだけど。

一方、他の会社を訪問した時、そこの社員は歩く速さが速い。お客である私が置いてきぼりになりそうで、走って追いかけたときもある。

あえて社名は言わないけれど、その会社の役員は、みんな何かの成果をあげた人。トリニトロンをやった人とか、8mmビデオをやった人とか、、、

そりゃ、歩く速度も速くなる。企業の効率性は、遠くから望遠鏡で歩行速度を観測すれば、判定可能かもしれません。


返信がついております。

花の ヤン

<あえて社名は言わないけれど、その会社の役員は、みんな何かの成果をあげた人。トリニトロンをやった人とか、8mmビデオをやった人とか、、、
そりゃ、歩く速度も速くなる。企業の効率性は、遠くから望遠鏡で歩行速度を観測すれば、判定可能かもしれません。>

その逸話と生産性は関係ないと思いますよ。
思うに、従業員の歩く速度が速いのは仕事が楽しいからであって、効率良く働くためじゃありませんよ。
といいますか、普通に歩くことすら否定的に考えるようなことはかえって非効率的だと思います。
たとえば、「普通に歩くな、小走りで働け」と要求されるような職場では、むしろ「仕事が楽しい」とは思えず士気が下がるため効率も悪くなるのではないでしょうか?

その点では、この記事のように日本の生産性が悪いことを根拠に「『労働の質の向上』という従業員への『さらなる負荷』を要求する」のは、ブラック経営者や老害役員に見られる傾向ですが、やたら下っ端にシワ寄せさせる発想が誤りでるのは言うまでもありません。
そのようなブラック経営者や老害役員の言動が従業員の勤労意欲を削いで効率を悪化させるからです。

次に、現状でも製造業の生産性が高いことも指摘しておきます。
したがって、もともと生産性の高い傾向にあるメーカー企業を事例にしてもあまり意味がないと思います。

思うに、日本の生産性が低いのはGDPの6割以上を占めるサービス業が全般的に生産性が悪いからであって、その原因は過剰品質のサービスを求める日本の文化によりサービス業従業員の負荷が大きいことと過当競争による低い利益マージン設定が一般化していることの2点でしょう。
したがって、私の低生産性への処方箋は「サービス業から製造業への就労者シフト」と「製造業振興策」の2点なのですが、いかが思われますか?


花の ヤン

もっとも、日本の生産性が低いことがそんなに重大な問題なのか、私には疑問ですけどね。
想像するに、厚生労働省辺りが日本の労働環境改善として長時間労働規制強化を提言する根拠として生産性をとりあげたのではないでしょうか。
そう考えると、やはり日本の生産性が悪いことを根拠に「『労働の質の向上』という従業員への『さらなる負荷』を要求する」のは二重に的外れのような気がします。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

> もっとも、日本の生産性が低いことがそんなに重大な問題なのか、私には疑問ですけどね。

生産性とは、労働者が生み出す価値を意味するのですね。労働者は、自らが生み出した価値以上の収入を得ることができない。つまり生産性は所得の上限を決めてしまいます。

もちろん、清貧を貴ぶ価値観もあるわけで、そうであるなら何も言いますまい。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

> 私の低生産性への処方箋は「サービス業から製造業への就労者シフト」と「製造業振興策」の2点なのですが、いかが思われますか?

サービス業というのは、第三次産業と呼ばれておりまして、産業の発展段階に応じて、第一次産業が第二次産業へ、第二次産業が第三次産業へとシフトして、これに応じて生産性が高まるのですね。

我が国のサービス業の生産性が低いとすると、それは先進国のあるべきサービス業ではなく、発展途上国型のサービス業ということでしょう。これは、我が国の低生産性の結果であり、原因ではありません。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<サービス業というのは、第三次産業と呼ばれておりまして、産業の発展段階に応じて、第一次産業が第二次産業へ、第二次産業が第三次産業へとシフトして、これに応じて生産性が高まるのですね。>

おや、ペティ=クラークの法則やアルビン・トフラーの第三の波ですか。
たしかに工業が発展した後でサービス業が発展するのは事実ですが、それは工業発展に付随するものであって取って代わるものではないと思いますし、ペティ=クラークの法則もそこまで言ってないはずです。
それに、第三の波論の脱工業化は情報産業という電子工業の発展と密接な分野を想定していますから、この場合の「脱工業化」を額面通りに考えるのは誤りだと思います。

日本のインテリの特徴として「根拠がなくても、格付けをありがたがる」傾向があるのですが、まさにペティ=クラークの法則や第三の波論を真に受けて脱工業化が先進国の証だと考えるのは、まさに日本のインテリの習性であって理論ではないと思います。

また、単純に付加価値を最も効率よく生み出す手段は工業生産であることに間違いありませんから、生産性のことは別にして、日本のGDPを増やすことを考えても工業生産を重視するべきだと思います。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<我が国のサービス業の生産性が低いとすると、それは先進国のあるべきサービス業ではなく、発展途上国型のサービス業ということでしょう。これは、我が国の低生産性の結果であり、原因ではありません。>

その見解には同意しかねますね。
サービス業に先進国型と発展途上国型と分類する基準がわかりませんし、なぜ先進国型を目指さねばならないのかも不明です。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<生産性とは、労働者が生み出す価値を意味するのですね。労働者は、自らが生み出した価値以上の収入を得ることができない。つまり生産性は所得の上限を決めてしまいます。>


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

ちょっと、これは同意しかねますね。
生産性とは、概念的にGDPを就労者数と就労時間で割っただけのものです。
基本的に「GDP=付加価値の総和」に基づいた考え方であり、三面等価により「GDP=付加価値の総和=所得の総和=支出と貯蓄の総和」ですから、労働者の収入を増やせばGDPも生産性も増えることになります。

そして、何故そうした「労働者の収入を増やせばGDPも生産性も増える」ができていないかと言えば、その大きな一因は「サービス業が過当競争状態であるため、サービス業の付加価値が低く抑えられている」と私は分析しているわけです。


花の ヤン

書き込みがうまくできませんね。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

価値のないものでも高く売れればGDPは大きくなるのですね。でも、そういうビジネスは長続きしない。

労働者が生み出した価値以上の給与を得るのも同じことで、これが可能になるのは、どこかで誰かが泣いているか、製品をその価値以上の価格で売る。つまり、買った人が「騙された!」と怒り出す商売なのですね。

そりゃ、長続きしません。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

> サービス業が過当競争状態であるため、サービス業の付加価値が低く抑えられている

なぜ過当競争になったか? 生産性の高い職が少なくなってしまったから。労働者が余っている。これが根本原因です。

何でそんなことになってしまったかといえば、国際競争力のある産業の多くが民主党政権時代に国外に逃げてしまった。空洞化、です。

生産性の高い高賃金の得られる職が減り、安価な労働力が巷にあふれた。低開発国型産業形態のはじまりです。どこから直せばよいか、簡単な話ですね。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

どうやらブラックリストに登録されたようですね。これ、長文がリジェクトされる。理路整然と、逃げ道を塞がれると再起不能になる人がいるためでしょう。

短い文章を心がけること。書いた内容は、一旦コピーして、リジェクトされたら短くして再投稿する。これでOK。

ま、裏技はあるのだけど、あまり頻繁にやると塞がれてしまいますから、どうしても、という時だけ使うようにいたしましょう。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<どこから直せばよいか、簡単な話ですね。>

思うに、円安シフトと工業優遇策、工場就業者優遇策、外国人労働者回避策ですね。
露骨に工場で働く方が得という体制にすれば、さすがに業種間移動が起こるでしょう。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<どうやらブラックリストに登録されたようですね。>

そうですか。
システムエラーではなかったのですね。

紳士的な態度と質の高い投稿を心掛けていたのに残念です。
そういうことなら、他の媒体への移行も考えてみましょうか。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<どこから直せばよいか、簡単な話ですね。>

あと、町工場を存続させる政策もほしいですね。
血縁のない後継者でもスムーズに引き継ぎできるようにするとかの方策がいいと思います。
そして、Fランク大学辺りに職業訓練課程をやらせるとか。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

第二次産業の従業員が高い報酬を得られる条件は、その産業が他にまねのできない、優れた製品を製造していることなのですね。このためには、優秀な技術者をうまく使いこなすことが大前提となります。

我が国の大問題は、トップクラスの人材を使いこなせていないこと。ノーベル賞受賞者で「米国籍の日本人」などという話を聞くたびに情けなくなるのですね。

この手の人材が我が国にとどまっておれば、その周囲に優秀な人を作り出す。日本学術会議は何をやっているのでしょう! まあ、文科省や、企業関係も似たようなものだと思いますが、、、


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<第二次産業の従業員が高い報酬を得られる条件は、その産業が他にまねのできない、優れた製品を製造していることなのですね。>

えっ、そこまでは思っていませんでしたよ。 ついこの間までレジ打ちしてた人物等がやってくるわけですから、ライン作業員辺りを想定していたんです。

そして、優れた製品ではなくても円安シフトさえやっていれば需要が増えていくと考えていたわけです。

人材の方はその後から考える形でもいいのではないでしょうか。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

円安シフトの意味は、国際的に見た我が国の労働者の賃金の引き下げなのですね。

日本も第二次大戦後のしばらくは、低賃金を武器に、工業製品でも欧米と張り合った。だけど、ドルが360円から250円になり、100円付近まで来た段階で、世界でも賃金の高い国になったのですね。

ドルが再び360円に向かうなら、我が国は人件費の安さを武器に工業で世界と戦える。でもそれは、低開発国のやることだし、そうして得られる生活レベルは、低開発国のそれなのですね。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<でもそれは、低開発国のやることだし、そうして得られる生活レベルは、低開発国のそれなのですね。>

今さら「格付け」にこだわっても意味がありませんよ。 今いる国民をどう暮らしていけるようにするか、を考えて後進国がベストであるのならば後進国に甘んじるべきです。

といいますか、通貨安はドル換算で賃金引き下げに見えるだけですから、実際にはダメージはあまりないんですよ。 むしろ、需要増加による利益の方が大きいのです。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

低開発国というのは、「格付け」の問題ではなく、生活レベルが低い、という問題ですよ。

ややこしいから、ドルベースで議論すると、国内産品は、そりゃ安くなる。だから収入が下がっても、「あまり」困らない。国産品を使う限りではね。でも輸入しているものは高くなる。海外ブランド品だけじゃなく、石油製品や食料品などなども高くなるのですね。

ドルベースで見れば給与が下がるわけだし、円ベースでは物価が上がる。どちらで見ても、生活が苦しくなることに違いはありません。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

もう一つの、たぶん一部の国民には重要な問題となるのは、「日本の低開発国化」は、国際競争力のある人たちには大いに利益があるということ。つまり、輸出産業は、大きな利益を上げるのですね。

問題は、我が国の国際競争力のある産業が減ってしまっているということ。これが、民主党政権時代に生じた空洞化の後遺症なのですね。

一部の日本人は豊かな生活を謳歌し、その他の多くの国民は貧しくなる。それはそれで、努力の価値を知らしめるという意味では良いことかもしれないけれど、国内は不安定化するような気がしますよ。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<でも輸入しているものは高くなる。海外ブランド品だけじゃなく、石油製品や食料品などなども高くなるのですね。>

逆に言えば、国内で生産したものが相対的に安くなりますよ。 たとえば、もう少し円安シフトが起これば中国産野菜や外国産肉に圧倒されてきた日本産農産物でも採算が合うようになります。 つまり、否応なく需要が増えることは間違いなく、輸入品の価格上昇を上回るメリットがあります。

<ドルベースで見れば給与が下がるわけだし、円ベースでは物価が上がる。>

需要が増えるのに賃金がそのままなわけがありませんよ。 賃金が増えなければおかしいわけですし、そうならないのであれば「労働分配率の問題」となります。

<問題は、我が国の国際競争力のある産業が減ってしまっているということ。>

そのような理屈でしたら、「円安シフトで価格競争力を上げる」でいいじゃないですか。 要は、日本製品といえば安かろう悪かろうだった高度成長期と同じ状況になったということですよ。 低品質低価格が特徴だった頃は、低価格品を売って儲けた利益を技術開発投資に相当額まわして品質向上させたわけです。

格付けを維持できないという主張であるのならば、むしろ一段階下げてみるべきですよ。

<一部の日本人は豊かな生活を謳歌し、その他の多くの国民は貧しくなる。>

それこそ「再分配」が必要になるのです。 医療と同じで、処方した薬品に副作用があればその副作用に対する薬品も処方すればいいわけです。

物事はシンプルに考えるべきだと思うのですが、いかがでしょうか?


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

円安シフトで競争力が上がるのは、外貨建て人件費が安価になるという意味なのですね。生産性が低いなら、低賃金に甘んじるしかない。

生産性の高い人たちの収入をピンハネして、これを生産性の低い人たちに配分するという方向は、そりゃ、ないわけではない。でもそうすると、高生産性の人たちが逃げ出してしまうのですね。

優秀な人が海外に出てしまうと国内の人が育たない。国力をあげようと思えば、優秀な人や企業を国内に保つようにしなくちゃいけません。


花の ヤン

瀬尾 雄三 さん

<円安シフトで競争力が上がるのは、外貨建て人件費が安価になるという意味なのですね。>

日本で生活するという前提では、外貨建て人件費というものには意味がないと思います。

<生産性の高い人たちの収入をピンハネして、これを生産性の低い人たちに配分するという方向は、そりゃ、ないわけではない。でもそうすると、高生産性の人たちが逃げ出してしまうのですね。>

別に、そういう不満がある人が逃げ出しても構わないと思いますよ。
残った人たちだけで円安シフトで需要が増えるメリットを享受して、技術投資や開発投資、教育投資を継続していけばいいことです。

思うに、技術力や科学力とは継続した技術投資や開発投資、教育投資の積み重ねではないでしょうか。
これまでの日本の政治改革や企業立て直しの議論ではそうした「技術投資、開発投資、教育投資投、そして継続」が軽視されており、それが日本の凋落の一因となったのだと思います。

その点では「優秀な人が海外に出てしまうと国内の人が育たない。」には疑問がありますし、はたして過当競争分野を放置して有効な人材活用をしたことになるのかも疑問です。
たしかに、過当競争分野で低賃金労働という割りを食う人物たちは瀬尾さんのおっしゃる優秀な人物には該当しないのでしょうが、それでも労働力の活用という観点ではロスが大きいと私は危惧しているのです。


瀬尾 雄三

花の ヤン さん

あまり同じ話を繰り返しても仕方ありませんからこのくらいにしておきますが、ちょっと違う視点から二点指摘しておきます。

一つは、韓国経済の問題で、この国はちょくちょくウォン安に襲われる。これは、サムスンなどには追い風なのですが、庶民生活にはマイナスなのですね。

もう一つは、他のエントリーにもコメントしたのですが、ノーベル賞を受賞した「日本人」が米国籍なんてケースが多い。優秀な人が逃げ出す国、これがニッポンなのですね。こんなことをやっていたら、国が滅びます。単純な話だと思いますが、、、

1 thought on “城繁幸氏の1/13付けBLOGOS記事「日本の労働生産性が低いのって国民性や労働観のせいなの?と思ったときに読む話」へのコメント

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