コンテンツへスキップ

悲観の裏には楽観もあり

岡本裕明氏の9/6付けアゴラ記事「世界経済は物価高を乗り越えられるのか:日本も蚊帳の外ではない」へのコメントです。


その場合、国債は暴落(金利は上昇)となり、金融市場は混乱を引き起こし、国債運用をする金融機関や住宅ローン金利などあらゆる方面が瞬く間に浸水することになります。これは避けたいというのが黒田日銀総裁の強い意志でありますが、地球の中で日本だけが違う世界にいるということ自体がおかしいわけで時代の変化を見て取りながら巧みな操作を期待したいところです。

国債の暴落は、日銀として避けなければいけない一線でしょう。このための手段は、日銀が国債を買い込むこと。日銀に国債という資産が積みあがれば、これに応じて紙幣を発行できますので、国債を買う資金には事欠かない。国債の買い支えは不可能ではないのですね。

世界の中で日本だけが別の道を歩んでいるという状況は、今に始まったものではなく、1985年のプラザ合意以来40年近くにわたって続いておりました。この先の円安への動きがありますと、ここでやっと日本も世界の大勢に復帰することができるというものです。

スタッフ不足の問題は、我が国には、じつは少ない。隠し資産があるのですね。我が国のホワイトカラーの生産性が低いという問題は、この部分に余剰人員を大量に抱えているということを意味します。業務プロセスを見直して情報機器を適切に使用すれば1桁少ない要員で業務を廻せる。そこで浮かぶ人材は、じつは対人関係に強い人材で、ホスピタリティ業務にも適応可能なのですね。

エネルギー資源の問題も、世界最大の産油国が増産に動けば解決は容易なのですが、そうは致しません。その国、米国なのですが、ウクライナの問題はそうそう時間を掛けずに解決するとみているのでしょう。この予想が外れて深刻化すれば、それなりの対応がとられるものとみております。


返信がついております。

Yoshiyuki Sekiya

> 我が国のホワイトカラーの生産性が低いという問題は、この部分に余剰人員を大量に抱えているということを意味します。

ここで問題となるのは、我が国で「ホワイトカラー」としてふんぞり返ってきた人々が、ホスピタリティを必要とする業務に従事できるのか?という疑問です。

一定期間の研修はこなすのでしょうが、現場に投入された途端、経年のプライドの高さと根性無しで早々に音を上げる様子を用意に思い浮かべることができます。


瀬尾 雄三

Yoshiyuki Sekiyaさん

> 我が国で「ホワイトカラー」としてふんぞり返ってきた人々が、ホスピタリティを必要とする業務に従事できるのか?という疑問

これはできる人とできない人がいる、としか言いようがありません。

実際、サラリーマンをやめて、飲食店(ラーメン屋、そばや、讃岐うどん店、コーヒーハウス、居酒屋等々)を始めた人ないし始める計画を熱く語っていた人が、私が個人的に関係した人たちの中にもおられました。

ただただやらされるのには不向きでも、何らかのこだわりがある分野であれば、嬉々としてやるのではないかと思いますよ。もちろん、何をやらしても駄目な人が存在することもまた、たしかなことではあるのでしょうが。

1 thoughts on “悲観の裏には楽観もあり

コメントは停止中です。