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アクセルを踏みブレーキも踏む

内藤忍氏の9/27付けアゴラ記事「アクセルを踏みながらブレーキをかける日銀の円安対応」に対するコメントです。


日本人が海外に行くと、すべてのモノの価格が割高に感じるのとは対照的に、アメリカ人が日本に来れば物価の安さに驚くことでしょう。

この点がまさに、円安が進む原因なのですね。日本の物価が安い限り、低金利を保つことができるし、もっと円安を進めても大丈夫、というわけです。

円安が進めば国内産品の競争力が上がり、日本人の収入が増える。これが円安に伴う物価の上昇とほぼ同時に起こってくれれば問題はないのですが、急速な為替変動が進むと物価の方が先に大きく動いてしまう。

急速な為替変動を避けるためには、時にはアクセルを踏み、時にはブレーキを踏む。傍から見ていると、アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるように見えるかもしれませんけど、そのタイミングは微妙に異なるのですね。

これは、自動車の運転だって、似たようなものだと思いますが。

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