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死者数で判断すべき「深刻さ」

金澤正由樹氏の12/12付けアゴラ記事「コロナ対策費300兆円は『壮大な無駄遣い』なのか?」へのコメントです。


疫病の危険性は、致死率だけでは語れないと思いますよ。感染力の強い病気はそれなりに危険性が高いわけで、評価するなら、【感染者数×致死率=死亡者数】あたりが妥当ではないでしょうか。

で、報告されている新型コロナによる死者数は、本年が始まってから昨日までの段階で、3万人を超しております。これは、インフルエンザの例年の死者数2~3千人に比べて一桁多いのが現状なのですね。

もちろん、死亡者数もいろいろな意味であてにならない。インフルエンザにしたところで、超過死亡は5倍程度あると思われておりますし、新型コロナでは2.5倍などという数字がある。でも、一桁もの誤差が生じるとは考えにくいのですね。

誤差の可能性は否定できませんが、誤差が実証されているわけではないし、説得力のあるメカニズムも提示されていないのが現状であり、さしあたりはこの差が存在すると考えざるを得ません。

2類か5類か、入院か自宅か、公費負担か否かといった議論はあってしかるべきだと思いますが、トータルの死者の多さと、数か月ごとに新型株が現れるコロナウイルスの性質、死亡率が少ない若年層といえどもウイルスの媒介者にはなってしまうという現実を考えますと、警戒は依然必要と考えるしかありません。

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