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原爆資料館に核ボタン、の凄さ

アゴラ編集部の5/22付けアゴラ記事「日本のマスコミの劣化を世界に見せてしまった広島サミット」へのコメントです。


広島のサミットで画期的だったのは、原爆資料館に核兵器ボタンを持ち込んだこと。どこぞのルーピーさんは「とんでもないこと」とのたまわれておられましたが、これはすごいことですよ。

世界のすべての核保有国の首脳が、それぞれ核兵器ボタンを持参して原爆資料館を訪れる。これ、ひょっとすると、世界平和への第一歩になるかもしれません。

そうして核廃絶が実現した暁には、世界の核兵器ボタンを原爆資料館に展示していただきたい。米国のボタンには、持ち込み第一号として、特別な展示場所を与えること、吝かではないと思いますよ。

まあ、蛇足だとは思いますけど、一言付け加えておきます。この手の非人道的兵器が使われる背景には、技術の進化ゆえに、それを使った結果がわからないという現実があるのですね。ミサイル発射ボタンに、何の悲惨さも感じられない。

でも、原爆資料館で、悲惨な事実を伝える弁当箱なり何なりと核兵器ボタンを並べてみれば、その間にある種のリンクが生じる。連想と言いますか。つまり、次に核兵器ボタンを見たときに、ひしゃげた弁当箱のイメージが浮かぶのですね。これはすごいことだと思いますよ。理屈しか理解できない人間には、死ぬまでわからないと思いますけど。

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