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内向き文化で棄損する企業価値

内藤忍氏の6/3付けアゴラ記事「サラリーマンの最重要クライアントは『お客様』ではなく『上司』」へのコメントです。


以下の部分ですけど、これは、証券会社としては、本末転倒でしょう。現実には、似たようなことが広範に行われているのでしょうが。

自分がお客様にとって最良と思われる事を上司の意向より優先してしまう。これではクライアントである上司からの評価は得られません。

かつてある方の資産運用をお手伝いしたことがあったのですが、この方、そこらじゅうの銀行に口座を開設しているほか、なぜか証券会社の口座を4つも持たれていたのですね。頼まれれば嫌とは言えない性格のなせる業だったのでしょうが、さすがにこれは少々異常ということで、実質一社に統合しようとしたことがあります。そのとき、みずほ系の某証券会社は、なかなか口座の解約に応じてくれない。大いに手を焼いたことを思い出しました。

おそらくは、口座の解約は避けるべしとの会社の方針があったのではないかと思いますけど、これでは顧客はたまったもんではない。同じく口座を閉じた某野村證券は、粛々と解約に応じてくれたのですが、さすがは野村、おかしな銀行系証券会社とは大違いと、ひとり納得したものです。まあ、野村のやり方が至極当然なのだと思うのですが。

こんな事実があって、某みずほ系証券会社に口座を開設する人の気が知れない。これ、解約するために大阪の営業マンと電話で延々話し合ったのですが、この電話代だけでもバカにならないのですね。私の時間的ロスも、ひどいものでしたが。

こういうところまでを考えると、商売はすべからく「顧客優先」でなくてはいけません。変に上司の命令を優先するようなことがありますと、会社のイメージダウンは著しい。そんなことであっても、これをやるべきなのでしょうか?

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