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証券会社と顧客には利益相反も

森本紀行氏の11/11付けアゴラ記事「証券会社の助言は単なる営業活動である」へのコメントです。


商業には必ず営業行為が含まれ、営業には必ず情報提供が含まれ、情報提供には必ず推奨的要素、もしくは何らかの助言的要素が含まれるのだから、証券会社の営業も例外ではないと考えるべきであろう。では、社会通念上、営業行為の対価を顧客に請求することはあり得ないから、証券会社が得ている委託手数料には、情報提供の対価は含まれていないと解すべきであろうか。

証券会社の情報提供なるものは、「助言」なのか「セールストーク」なのか、きちんと分けて理解しておかないと、おかしなことになるのではないでしょうか。

普通に、投資しようと証券会社の窓口に行けば、そこで聞かされるのはセールストークで、証券会社の利益を最大にする商品を勧めようとする。

もちろんお客が利益を上げれば、おそらくは規模を拡大して取引を継続することが期待され、証券会社も手数料が入るわけですから、双方の利益は一致する。でも、時には(高手数料などの理由で)顧客利益には反するとしても証券会社が売りたい商品があればそちらを勧めることだってあるのですね。

昔麻生さんが「世間から信用されない株屋」などという言葉を口にしたことがありますが、そういうことは確かにあるわけで、ここは気を付けなくてはいけないところ。そういう意味では、銀行だって、一応は注意してかからなくてはいけない。お金を扱う以上、これは普通のことだと思いますよ。