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翔太郎事件とサルトルの大著

岡本裕明氏の6/3付けアゴラ記事「泣いて翔太郎を斬る!」へのコメントです。


翔太郎事件に関しては、だいぶ湖池屋が株を下げましたが、果たして小池屋さんの方はどうなりますでしょうか。こちらの動きが気になります。

二年ほど前にサルトルの大著が全5巻翻訳完了したのですが、さすがにこれは売れるとは思えなかった。なにぶん、それぞれが4~5cmはあろうかという分厚い書物で、1~2万円前後という価格設定も、とっても重そう。こんな書物を買った日には、お財布が軽くなってしまいます。

同書の副題は「ギュスターヴ・フローベール論(1)(2)(3)(4)(5)」なのですが、この方の代表作が、風紀紊乱に問われました「ボヴァリー夫人」。裁判で無罪を勝ち取り、ベストセラーになったというのですが、不倫などを含む背徳的物語であることも事実だったのですね。

でサルトルの書物ですが、ひょっとして、これ、少しは売れるかもしれないね、という気にもなってまいりました。なにぶんあのサルトルが、最近問題となった事件の一つの要因であるかもしれない問題について(少なくとも表題では)扱っているのですから。

あ、書名は「家の馬鹿息子」です。私、「バカ」を標題に含む書物のコレクションをしていたのですが、さすがにこの本は引けておりました。でも、ここにきて、ちょっと気になってはおります。

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