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「日本」じゃなくて「アジア」

谷本真由美氏の3/4付けアゴラ記事「日本人はそろそろインバウンド外国人に厳しく対処したほうがいい」へのコメントです。


このコンサート会場は、日本というよりは、アジアだと思うしかない、ということじゃないかな。異界化しているといいますか。

まあしかし、それもそれほど悪い話でもない。そもそも大都市というものは、様々な異界を内包しているもの。そこをさまよいながら、若者は一皮むけた大人になっていくのですね。これは、大都市のもつ、田舎にはない魅力なのですね。

歌を聴くだけならレコード盤を買って来ればよい、って、今はダウンロードかYouTubeか。ライブに行くのは、会場の雰囲気を楽しむためでしょう。世界的なアーチストがアジアの片隅で開いたライブ。その場に居合わせることができた。そう思えばこれもまたありだと思いますよ。

みんな日本のルールを守ってお行儀よくなら、田舎の公民館だって似たようなものです。もちろん演目もそれなりにローカルなものでしょうけど、ぜいたくを言ってはいけません。

大都市の内包する荒野は、まあ、歌舞伎町くらいになってしまいますと、危ない香りもぷんぷんとしますが、秋葉の裏通りや渋谷青山のあたりでも、その場所の空気といったものから、新しい可能性をかぎ分けることができるかもしれない。そういう経験をするだけでも、良い経験ではないかと思いますよ。

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