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民主党政権の、高頻度内閣改造

城所岩生氏の3/22付けアゴラ記事「50年前に現在の日本を見通していた経営の神様:松下幸之助」へのコメントです。


引用部で恐縮ですが、これはちょっと、外しております。

民主党政権時代に国家戦略担当相が3年間で6人も代わる事実に象徴されるように、日本には明確な国家戦略がない。

じつは、民主党政権時代には、高頻度で内閣改造が行われておりました。唯一の例外が鳩山内閣だったのですが、この方が例外的にまともであったわけではなく、鳩山内閣がひどすぎたので、次の総選挙では政権交代と読んだ民主党政権が、大臣、副大臣ポストのたらいまわしをしたというのが妥当なところでしょう。

これは、ちきりんさんの以下のつぶやきに詳しい。

たった3年3ヶ月の間に、総理大臣の椅子は3人で1年ずつ分け合い、できるだけ多くの人が大臣椅子に座って記念写真をとるために、1年の間に2回も3回も内閣改造繰り返したあの政権にはマジ驚かされた。野田政権なんて1年ちょっとの間に3回も内閣改造して、大臣の椅子を4回も分配し直してんだよ。https://twitter.com/InsideCHIKIRIN/status/1306602326946230273

まあ、菅直人政権も、東日本大震災なかりせば、第三次内閣改造をやっていたのではないかと、私などは邪推してしまいますけど、それにしてもひどい話です。公権力の私物化、ここに極まれり、といったところでしょう。


(3/29追記)ちきりんさんのつぶやきから民主党政権時代の内閣一覧表をコピーしました。これ、小学生でもわかりそうな穴埋め問題ですね。でも小学生は、足りない内閣を二つ見つけてしまいそうです。つまり、2010年1月の第一次鳩山由紀夫改造内閣と、2011年6月の第三次菅直人改造内閣ですね。

でも、こんなことをした動機まで考えますと、おそらくは、後者のみが正解ではないかと思います。そしてそれが見送られた理由は、東日本大震災であった、といったところ。このあたりが正解ではないでしょうか。

1 thoughts on “民主党政権の、高頻度内閣改造

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