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ストレスにも最適値がある

黒坂岳央氏の6/16付けアゴラ記事「人生を良くするストレス、ダメにするストレス」へのコメントです。


ストレス、言葉を変えれば「緊張感」とか「覚醒度」などとも言われるのですが、これと人の行動能力との間には、非線形的関係があることが知られております。

これは「ヤ―キス・ドットソン則」と呼ばれるもので、ストレスの小さい間は、ストレスの増加に伴って行動能力が増加するのですが、ある一定レベルを超えると逆に低下する、というもの。

この行動能力の低下は、「パニック」などといえば判りやすいのですが、そういう明らかな異常になる以前に、正常な思考が妨げられ、思考の対象がごく狭い範囲に限られる。大事なことが忘れ去られる、という問題を生じます。

この法則、組織の管理者なら一応は知っておかなくてはいけない。組織にミスが増加した時、それが緊張感の欠如によるものか、緊張のし過ぎによるものかという判定は重要なのですね。つまり、そのいずれかによって対処が全く逆になりますから。

気合の入った管理者にありがちなミスは、組織がミスを多発した時、大いに気合を入れる。それによって緊張感がさらに高まり、ミスの度合いがひどくなる。「普通では考えられないミス」などが発生した時は、たぶんこのような状態にあります。その時発すべき言葉は「リラックス!」「コーム・ダウン!」「落ち着け、皆の衆」なんですね。「たるんどる!」ではありませんから、念のため。

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