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お天道様(世間様)が見ている

八幡和郎氏の2/11付けアゴラ記事「清和会事務総長は幹事長並みの権限という印象操作」へのコメントです。


日本の司法の前近代性は、日本が停滞している主たる原因のひとつだ。政治家を逮捕起訴したり、違法なリークで、正規の手続きも得ず潰したりして政治に気ままに介入するが、しばしば砂上の楼閣だったり不公平で党派的だ。
ベンチャービジネスや外国人経営者など新しいビジネスモデルでの成功者は、妬みと既得権益の擁護者の走狗となって潰す。

これはひどい話だとは思いますが、近年では、だんだんと勝手なこともできにくくなっております。つまり、情報の伝達は以前よりははるかに活発になり、あらゆるニュースが国境や言語の壁を越えて駆け巡り、怪しげな行為も世界の目に晒されてしまいます。ジャニーズのスキャンダルを伝えたのはBBCでしたし、ゴーン氏の事件をめぐっては、海外のビジネスニュースの多くは日産に批判的な言説を伝えております。

昔の日本人の道徳的振る舞いを支えていた「お天道様が見ている」は、今日では「世界が見ている」ということになりました。こちらは、即物的な効果が絶大。勝手なことをやっていると、世界中から轟々たる非難を浴びてしまいます。

まあ、問題はそれ以前から明らかでした。日本は世界中で二か国(米国と韓国)としか犯罪人引き渡し条約が締結できないことにも如実に表れておりますし、先日のアルコニス受刑者引き渡しの経緯にもそれは現れております。このエントリーにあります日米安保条約の地位協定もその一つで、日本に米兵の裁判権を認めないことは、あたり前と思われているのでしょう。

我が国の検察が怪しげなことをできる背景には、リーク情報の提供を受けたメディアが検察の意に従う報道をしてるからであると、魚住昭著「官僚とメディア」などにも紹介されているのですが、その我が国のメディアは報道の自由度世界68位という形で、世界から疑問の目を向けられております。悪いことはできない。世間様がそれを見ている。そういうことでしょう。

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