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無視できないEV化という未来

室中善博氏の11/1付けアゴラ記事「トヨタの豊田章男会長が『人々はEVの現実に目覚めた』と語る」へのコメントです。


今の環境運動に関しては、少々鼻白むものがありますが、技術的なベストと、社会の動きが必ずしも一致するものではない、という点にも注意しなくてはいけません。

家庭用ビデオレコーダで、ベータとVHSが競合していた時、技術的にはベータが優れているという説も強かったけど、結局勝ったのは多数を押さえたVHSでした。

EVという解も、あり得る一つの未来であるだけに、その動きを無視することはできない。少なくとも、ビジネス的にこれを無視することは経営者としてあるべき姿ではないでしょう。

EV化の動きは、温暖化対策の他に、いずれは来る化石燃料の枯渇という問題を考えれば、荒唐無稽な話でもない。EV対ガソリンの対立ではなく、電池か、水素か、e-fuelなどの合成燃料か、という対立で考えれば、電池が勝つ可能性も、結構大きいのですね。そしてこれは、化石燃料枯渇後に起こる、来るべき未来なのですね。

今日、多くの車が有料道路の料金所をETCで通過している。同様のシステムが、EV充電にも普及するかもしれない。充電パーキングに停車すると、非接触充電して、料金自動引き落とし、などというシステムが、ひとたび儲かるビジネスとなれば、駐車場を持つ商業施設や飲食店に急速に普及するはずです。損益分岐点は、補助金次第でどうにでもなる。ある日気が付いたら世界が変わっていた。そんなことは、これまでにも何度もあったこと、心しなくてはいけません。


他の方のコメントに返信を入れました。

星光

現在のEVでは、長距離ドライブにも使う自家用車としては論外でしょう(冬場の高速道路だと100kmごとにで30分かけて充電する手間がかかるとか)。近所で乗り回す以外の目的で買う人などいるのだろうか?寒冷でバッテリーが持たない北欧圏でEV化を推進などとは、正気の沙汰とは思えませんが、実際、彼らはどうしてるんでしょうね?

バッテリーの問題を飛躍的に改善しないかぎり、EVの大衆化は難しいのではないでしょうか。いずれはすべての車がEV化していくのだろうとは思いますが、今がその時ではなさそうです。


瀬尾 雄三

EVは、エアコンの消費電力がバカにならないというわけで、特に、冬季にヒータを使用すると航続距離が極端に落ちるのですね。なにぶん、昔の暖房は、抵抗体ヒータですから。

これに対するテスラの解は、熱マネジメントシステムと呼ばれるもので、EV全体を循環する熱媒により、モータからの発熱を回収して熱源にし、冷えると特性を発揮せず過熱すると寿命が縮むリチウム電池の温度を適正範囲に保ち、車内の温度を快適に保ち、過不足はヒートポンプとラジエータで対処する。このための8方向バルブなどというものも開発している。

EVの技術というものは、モータやバッテリー以外にも、幅広いものがある。かつてのトヨタの強みは、ハイブリッドで先行していたことですが、今のテスラの強みはEVで先行している点にあり、だから株価の時価総額も高い。

全てビジネスは、時代に先んじ、技術を押さえ、特許網を作り上げること。現時点の優劣で判断しては、道を誤ります。

当初テスラの出資者の一角を占めていたトヨタが、なぜ関係を断ってしまったのか。これは、少々、読み違えたのではないかという気が、私にはしてなりません。テスラをトヨタ傘下としておくことができていたら、ずいぶん、話は違っていたように思うのだが、、、


こんな記事も出ております。刺激的なグラフです。

1 thoughts on “無視できないEV化という未来

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