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社員の側にも、リストラは必要

黒坂岳央氏の9/6付けアゴラ記事「仕事の悩み1位の『給与が低い』を解決する方法」へのコメントです。


安月給問題は会社や経営者の怠慢とか、上司の人事力がどうとかではなく、シンプルに企業の稼ぐ力の話になってしまうことがほとんどだ。高給を払える収益力のある会社にいくのが一番現実的だろう。
そのためにやることは高値がつく技術、経験を身につけることだ。つまり、自己研鑽とマーケット感覚を身につけることである。

最初の部分はその通りだと思います。産業分野に消長がある以上、企業にだって成長する企業もあれば凋落する企業もある。不採算分野を切り捨てて成長分野に集中することを『リストラクチャリング(リストラ)』というのですが、社員サイドでもリストラは必要なのですね。つまりダメな会社に見切りをつけて成長企業に移る、というわけです。

一般論で言えば、急成長中の企業は、給与高めは当然としても、要員不足という問題も抱えており、中途採用にも積極的です。だからこの手の企業に必要な人材なら、比較的容易に転職できる。まあ、今なら、ネット関連の情報技術に詳しく、各種のコードをサクサクかける。あるいは、半導体技術のエキスパートで学会発表もちょくちょくやっているような人でしょうか。

ただ、たまたまその分野で仕事をしている人なら頑張ればよいけど、誰にでもできるというものではないのが問題なのですね。そんなあなたには、大学の社会人コースで、経営学修士(英語で言えばMBA)や学位取得を狙うのがお勧めです。これらのコース、周りにやる人がいないように見えても、入試は結構な競争率だし、中に入ればそういう人たちばかり(あたり前だが。)そして、求人票があったりと、転職情報にも事欠かない。

求人サイドにしてみても、社会人経験があって、最新の経営学関連情報を身につけた人は、「お買い得」だと思います。また、必ずしも転職せずとも、今いる会社での見方が変わって昇給、なんてことになるかもしれない。頑張ってください。

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