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日本絶頂期のドル円は200-250

アゴラ編集部の2/16付けアゴラ記事「日本がドイツにGDPを抜かれる:4位じゃダメなんですか?」へのコメントです。


ジャパンアズナンバーワンといわれていた1980年前後のドル円は200~250円/ドルだったのですね。今のドル円は150円あたり。円安といいますけれど、ジャパンアズナンバーワンの時代からは、まだまだ円高。これがどういう意味か、よく考えなくてはいけません。

まあ、たしかに200-250円/ドルは円安に過ぎました。この時代、電機、自動車をはじめとする工業製品の集中豪雨的輸出がなされ、多くの国の産業を破壊してしまった。やりだすと、とことんやってしまうのは日本人の悪い癖なのかもしれません。

で、世界は防衛に走る。1985年にプラザ合意がなされて円安に歯止めがかかる。この時考えられていた適正なドル円は165円程度といわれておりました。でも、この手の相場は動き始めると止まらない。日本にとっては困ったことですが、為替市場を人為的に動かそうとすると、為替操作国と呼ばれ、懲罰的な関税を掛けられる恐れもある。

そこで政府が打てる手は、低金利政策と、公共投資の増額だったのですが、金利を下げればバブルになるし、公共投資を増やすには国債をとめどなく発行するしかない。これも難しいということで、残された手は規制緩和で民間の国内投資を活発化するくらいですが、既得権益集団の抵抗が激しくなかなか前に進まなかったのですね。

で、円高にせよとの声も聞こえるのですが、そもそもの問題の始まりは円高にあったのですね。これで国内の生産業が海外に逃げてしまった。これにとどめをさしたのが民主党政権時代で、アベノミクスは目先の危機を救ったけど完全回復にはならない。この先日本は、一旦、冬の時代に耐えるしかないのではないでしょうか。それが、いわゆる一つの「神の見えざる手」なのですね。

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