コンテンツへスキップ

1

本日は、久方ぶりに書物を読むことといたします。題して「卑弥呼とヤマト王権 (中公選書 134)」、考古学者寺沢薫氏の手になります全430ページの大著です。今回は、「その1」として、前半部分をご紹介することとします。

... "卑弥呼とヤマト王権を読む (1)" を続けて読む

1

「新型コロナの現状」が3日ほど飛んでしまった理由は、旅行に行っていたから。そこで飛び込んできた安倍元総理暗殺の大ニュースに、いろいろ思いながら当初の予定をこなしておりました。今回は、撮りためた写真と思ったことを簡単に書き留めておきます。

... "熱海に思うこと" を続けて読む

1

報道によりますと4630万円誤送金問題で24歳の男を逮捕とのことです。これ、星新一氏のショートショート「お望みの結末」に書かれたジャックポット教の方ですよねえ。

... "阿武町のジャックポット教徒" を続けて読む

1

瀬本光氏の5/8付けアゴラ記事「スペシャリストは『名ジェネラリスト』の下で輝く!?」へのコメントです。アゴラは私のコメントをブロックしておりますので、ブログ限定で、文字数を気にせず書くことといたします。

... "ジェネラリストは必要か?" を続けて読む

WordPressには、アクセスを集めている記事の上位30ページを集計する機能があります。32%ともっともアクセスを集めているのがトップページなのは当たり前の話かもしれませんけど、長きにわたって3-4%付近のアクセスを集めて第2位となっているエントリーが「虚数時間の物理学:ローレンツ変換とミンコフスキー空間」です。これ、2016年11月の記事で、5年も前の記事なのですね。あれから長い時間もたったことですし、本日は多少の時間もとれますことから、このあたりで、多少の解説を追加しておくこととします。(本エントリーは、1/6付け「ローレンツ変換と天動説」、1/12改題「虚数時間とファインマン氏の憂鬱」を改めて投稿するものです)

... "虚数時間とファインマン氏の憂鬱" を続けて読む

3

MechaAG氏の記事に触発されて須賀原洋行著「現象学の理念(原作:フッサール)」を読んでみました。内容の正しい紹介でもなければ、フッサールの主張の解説でもないことをあらかじめお断りしたうえで、以下、いくつかのポイントについて、私の感じたことを書いておくことといたしましょう。

... "須賀原洋行著「現象学の理念(原作:フッサール)」を読む" を続けて読む

1

新型コロナも沈静化して、この騒動を振り返ってみる余裕も出てきたのですが、そういえば似たような話が、と思い出して読みだしたのがフレドリック・ブラウン氏の「火星人ゴーホーム」だったのですね。

... "フレドリック・ブラウン著「火星人ゴーホーム」を読む" を続けて読む

前回に続き、ニュートン著「プリンシピア」の第1巻に記されたニュートンの絶対時空に対する考えをご紹介し、今日的な観点からこれに批判を加えてまいります。時間につきましては前回ご紹介しましたので、今回は空間について議論いたします。 ... "ニュートンの「プリンシピア」における絶対空間" を続けて読む

本日はニュートン著「プリンシピア」の第1巻から、ニュートンの絶対時空に対する考えを読み解き、今日的な観点からこれに批判を加えたいと思います。このエントリーでは、まず、時間について議論しましょう。 ... "ニュートンの「プリンシピア」における絶対時間" を続けて読む

本日は、トーマス・クーンの「科学革命の構造」を読むことといたします。英語版はこちらです。

なぜこんな古い本(1971年の出版)を読むかといいますと、時間を虚数として扱うミンコフスキーのやり方が、実は優れているのではないかとの疑問を持ち、こちらのエントリーにまとめを行っております。しかし、この問題は、以前のエントリー「虚数時間と地動説」で述べましたように、単に一つの学説をどうこうする問う問題以上の、学問の枠組みを変えてしまうような話であるようにも思えます。

このような問題は、クーンが「パラダイム」と呼んだものであり、この問題に取り組むヒントを探るため、まずは、クーンの問題の書を読むこととした次第です。 ... "トーマス・クーンの「科学革命の構造」を読む" を続けて読む

先日のこのブログ「筒井康隆著『誰にもわかるハイデガー』を読む」で、筒井康隆氏をほったらかしにして木田元氏の「ハイデガー『存在と時間』の構築」を読んでしまったのですが、私が同書を読んだのはずいぶんと以前の話で、記憶も怪しいということで、この本を読みなおすことといたしました。

前回読んだときは、ハイデガーが「存在と時間」のベースとした思想について、簡単にご紹介したのですが、今回は、「存在と時間」の未完部分の主要課題であります「本質存在」と「事実存在」にフォーカスして議論することといたします。 ... "木田元著「ハイデガー『存在と時間』の構築」再読" を続けて読む

本日は、筒井康隆著「文学部唯野教授・最終講義:誰にもわかるハイデガー」を読むことといたします。

読みは致しましたが、あまり論評することがありません。そこで、同書の簡単なご紹介と、ハイデガーの哲学について、以前もご紹介した木田元氏の「ハイデガー『存在と時間』の構築」を参照しながら、私の意見を述べることといたします。 ... "筒井康隆著「誰にもわかるハイデガー」を読む" を続けて読む

このブログでは、アニメとラノベなどというカテゴリーを設ける一方で、鈴木大拙師の禅の思想について種々語ってまいりました。

ですから、鈴木敏夫氏の書かれた「禅とジブリ」などという書物を見かければ買わないわけにもいきません。

本日はこの書物について簡単にご紹介することといたします。 ... "鈴木敏夫著「禅とジブリ」を読む" を続けて読む

本日は、最近の書物であります三田 一郎「科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで」を読むことといたします。この本、本年6月の出版ですけど、すでに第3刷となっております。つまり、売れている、ということですね。 ... "三田 一郎「科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで」を読む" を続けて読む

本日はアルフレッド・ミーリー著「アメリカの大学生が自由意志と科学について語るようです」を読むことといたします。 ... "「アメリカの大学生が自由意志と科学について語るようです」を読む" を続けて読む

「ポール・ブルーム著『反共感論/社会はいかに判断を誤るか』を読む」と題する先日のエントリーで、共感力の種々の問題点についてご紹介しました。一方で、「天才を殺す凡人と、これからの経営」と題する以前のエントリーで、共感は凡人の尺度であり、市場に受け入れられるためには凡人の共感を獲得しなければならない、としております。共感に関するこの矛盾した状況につきまして、本日は考察することといたします。 ... "悪魔のささやき? 共感力" を続けて読む

本日は、比較的新しい書物でありますポール・ブルーム著「反共感論/社会はいかに判断を誤るか」を読むことといたしましょう。 ... "ポール・ブルーム著「反共感論/社会はいかに判断を誤るか」を読む" を続けて読む

前回に続き、鈴木大拙師の「日本的霊性」を読みます。本日のテーマは、「われ一人」と「大地」です。これらは鈴木大拙師の禅の思想の中核をなすものであるようにも思われます。 ... "「日本的霊性」の「われ一人」と「大地」" を続けて読む

前回、鈴木大拙師の「仏教の大意」を読みましたが、その中で言及のありました同氏の「日本的霊性」(今回は岩波版)を読みましたので、その概要をご紹介いたしましょう。 ... "鈴木大拙著「日本的霊性」を読む" を続けて読む

本日は、鈴木大拙著「仏教の大意」を読むことといたしましょう。中公クラシックの一冊であります同書、出版は2017年1月25日と、最近の刊行となっておりますが、鈴木大拙師が元となります講演を行いましたのが昭和21年と、本体部分は大昔に書かれております。 ... "鈴木大拙「仏教の大意」を読む:追加あり" を続けて読む

本日は、最近(初版発行2017年7月31日、といえば今日ですね)出版となりました堀江貴文・松本勇祐共著「バカは最強の法則: まんがでわかる「ウシジマくん×ホリエモン」負けない働き方」を読むことといたします。 ... "堀江貴文著「バカは最強の法則:…」を読む" を続けて読む

本日はアンディ・クラーク著「現れる存在/脳と身体と世界の再統合」を読むことといたします。 ... "アンディ・クラーク「現れる存在/脳と身体と世界の再統合」を読む" を続けて読む

あなたの知らない脳」を紹介するBLOGOS記事にコメントを付けたのですが、文字数の制限でわかりにくくなってしまいました。こちらで解説をしておきます。 ... "デイヴィッド・イーグルマン「あなたの知らない脳」について" を続けて読む

2

以前のこのブログ「虚数時間の物理学:ローレンツ変換とミンコフスキー空間 」に、数の存在論と言いますか、数と人の認識に関するコメントを付けていただきましたので、この件につきちょっと考えてみます。 ... "数という概念と加納朋子著「スペース」の困惑" を続けて読む

本日は、堀江貴文著「99%の会社はいらない」を読むことといたします。堀江貴文氏といえば、ご存知ライブドアで一世を風靡した方ですが、証券取引法などの罪に問われて収監後は、大きな会社を興すことはなく、宇宙開発やサロンなどさまざまなプロジェクトを立ち上げておられます。本日は、同書からいくつかのポイントを取り上げ、コメントを加えたいと思います。

... "堀江貴文著「99%の会社はいらない」を読む" を続けて読む

デカルトによる神の存在証明は、自らが確かな外界の実在を信じられるがゆえに神は実在するというもので、この証明は証明になっていないとする考えが多数派なのでしょうが、ひょっとするとこの証明は良いところを突いているかもしれません。

本日はこの点について考えてみることといたしましょう。 ... "客観的外界の実在と神の実在" を続けて読む

前回途中まで読みましたレオン・レーダーマン著「量子物理学の発見/ヒッグス粒子の先までの物語」ですが、本日は残りの部分を読むことといたしましょう。 ... "レオン・レーダーマン著「量子物理学の発見」を読む(その2)" を続けて読む

私は、米澤穂信のミステリーをほとんどすべて読み、このブログでもご紹介してまいりましたが、本日は、先月30日に出ました「いまさら翼といわれても」でみつけました、ほんのちょっとした間違いについてご紹介しておきます。 ... "米澤穂信著「いまさら翼といわれても」のちょっとした間違い" を続けて読む

以前の記事で、デカルトのコギトについて議論いたしました。その際、読者の方からのコメントに応える形で、まとめのコメントを付けておいたのですが、コメントでは多くの方に読んでもらえません。そこで、このコメントに多少の手直しをしたうえで、独立した記事として掲げておくこととします。 ... "デカルトのコギトはトートロジーである、ということ" を続けて読む

本日は、百田尚樹氏の「鋼のメンタル」を読むことといたします。

同書の内容はいたって簡単。メンタルが強い、つまりは打たれ強い人間になるには、大いに打たれればよい、ということですね。さらには、大いに打たれるためには、誰にも遠慮せず、自分が正しいと思うことをやればよい、というわけです。最初の数ページを読めば同書の内容はおおよそ見当がつき、この線を外すことなく、周囲に広がりを持たせる形で同書は展開しております。 ... "百田 尚樹「鋼のメンタル」を読む" を続けて読む

本日読みます書物は、中森明夫著「アナーキー・イン・ザ・JP」です。

三連休の最終日、解体作業が話題となりました赤坂プリンスホテルの再開発がこの夏に終わって開業しておりますことから、どうなりましたかと見に行きました。で、ついでに、最近ケーキが話題のホテルニューオータニにも寄ってまいりました。

ホテルニューオータニ、東京の高級ホテルの一つなのですが、前々から気になっておりましたのが改造社書店。改造社といえば、古くは雑誌「改造」や、マルクス・エンゲルス全集などを出しておりました、完全に左翼系の出版社なのですが、なにゆえにブルジョアジーの巣窟であります高級ホテルに店を構えているのか、非常に気になる存在ではありました。で、ちょっと冷やかしに立ち寄ったのですね。

まあ、思想の科学のバックナンバーでも置いてあったら、ちょっと立ち読みしてみようかなどという、ミーハー気分で立ち寄ったのですが、書棚に「アナーキー・イン・ザ・JP」などという本が(それも同じ本が三冊も)置かれておりまして、手に取った次第。当然、改造社のロゴがばっちり入っております書店のカバーを付けてもらったことは言うまでもありません。 ... "中森明夫「アナーキー・イン・ザ・JP」を読む" を続けて読む

先日のブログレオン・レーダーマン著「量子物理学の発見/ヒッグス粒子の先までの物語」を読んだのですが、スピンに関する話題から先が消化不良となっておりました。

スピンに関して、その後もつらつらと考えていたのですが、これまでに考えたことをここにメモしておくことといたしましょう。 ... "スピン試論" を続けて読む

このところ量子力学づいているこのブログですが、本日はレオン・レーダーマン著「量子物理学の発見/ヒッグス粒子の先までの物語」を読むことといたしましょう。 ... "レオン・レーダーマン著「量子物理学の発見」を読む" を続けて読む

本日は久々に科学哲学ないしは物理学に関わる書物を読むことといたしましょう。本日ご紹介いたします書物は森田邦久著「アインシュタイン VS. 量子力学」、理学博士と文学博士の双方の学位を持つ森田氏になります、アインシュタインの側に立って量子力学を巡る歴史と論争を扱います好書です。 ... "森田邦久著「アインシュタイン VS. 量子力学」を読む" を続けて読む

2

本日は、黒崎政男著「哲学者クロサキの哲学超入門」を読むことといたしましょう。 ... "コギトの誤解:「哲学者クロサキの哲学超入門」を読む" を続けて読む

本日は、ノーベル物理学賞を受賞した今を盛りの物理学者でありますスティーヴン・ワインバーグ著「科学の発見」を読むことといたしましょう。 ... "アリストテレスをdisる:ワインバーグ「科学の発見」を読む" を続けて読む

本日ご紹介する書物は、ぐっと軽めの「悩みどころと逃げどころ」です。ご存知社会派ブロガーのちきりん氏とプロ格闘ゲーマーの梅原大悟氏の、足掛け4年延べ100時間にわたる対談を書籍化したものです。 ... "イケハヤ師絶賛:ちきりん*梅原大悟対談「悩みどころと逃げどころ」を読む" を続けて読む

以前よりこのブログでは米澤穂信を読んでまいりましたが、その後も、ここでご紹介はしていないのですが、新しいものが出るたびに読んでおります。最近出ました王とサーカスは、このブログで最近議論いたしました話題とも重なる点がありますので、ちょっとだけ、ご紹介しておきます。 ... "米澤穂信「王とサーカス」を読む" を続けて読む

本日は久しぶりに書物を読むことといたしましょう。取り出だしましたる書物は、ドナルド・キーン著、金関寿夫訳になります「百代の過客/日記にみる日本人」です。 ... "ドナルド・キーン著、金関寿夫訳「百代の過客/日記にみる日本人」を読む" を続けて読む

最近、楽天ブログの下のほうに「このブログでよく読まれている記事」というランキングが表示されるようになりました。このランキングの評価方法は今一つ謎なのですが、「シュレディンガー著「生命とは何か」を読む」が多数の閲覧数を集めているとのことで、その内容を再チェックいたしました。(WordPressに切り替えております現在は、このランキングは表示されておりません。その代わり、毎月終わりごろに、人気記事のベスト19ランキングを発表しています。) ... "シュレディンガー「生命とは何か」の間違い、あるいは「エントロピー増大」の誤解について" を続けて読む

本日は、内容がぶっ飛んでおりますトンデモ本ではありますが、参考になる内容を含んでおります金容雲著「『日本=百済』説」を読むことといたしましょう。 ... "トンデモ本だが示唆はある金容雲著「『日本=百済』説」を読む" を続けて読む

先日「クレージーな人たちに乾杯」と題しましてジョブズの言葉を紹介しましたが、この中で鈴木大拙師が英語で書かれました「禅と日本文化」(北川桃雄訳)を引用いたしました。本日は同書の後のほうの一文をご紹介しておきます。こちらを読みますことで、「狂気」というものに関します大拙師の考えをより直接的に知ることができるでしょう。 ... "鈴木大拙著「禅と日本文化」を読む" を続けて読む

木田元氏のハイデガー『存在と時間』の構築をしつこく読んでおりましたら、最近このブログでよく取り上げております誤訳がらみの一文がありましたので、ご紹介しておきましょう。 ... "木田元著「ハイデガー『存在と時間』の構築」の指摘する誤訳" を続けて読む

先日のブログに、「チキリンさんの「研究者・勝負師・芸術家」ないし“LOGIC, MARKET, ART”なのですが、これ、少し前のブログでご紹介した「知性・感性・悟性」に対応していますね」などと付け加えたのですが、そうであるといたしますと、以前ご紹介いたしました禅とオートバイ修理技術(上)(下)のタイトルは、ひょっとすると誤訳かもしれません。 ... "禅とアート、ひょっとするとこれも誤訳かしらん、、、" を続けて読む

先日、(その1)(その2)の二回分の記事で木田元氏の「ハイデガー『存在と時間』の構築」を読んだのですが、この中に何度か取り上げられております同氏の旧著「現象学」が気になりましたので読み直しております。 ... "木田元著「現象学」を読み直す" を続けて読む

本日は趣を変えて木田元氏編著になります「ハイデガー『存在と時間』の構築」を読むことといたしましょう。 ... "哲学ミステリー(?)木田元の「ハイデガー『存在と時間』の構築」を読む" を続けて読む

グーグル秘録という分厚い書物が最近出ております。これはグーグルの成長過程を詳しく述べた書物でして、その内容は興味深いものがあるのですが、登場人物の一人でありますインドの技術者の名前が「クリシュナ」。どこかで聞いたことがある名前、ということで思い浮かべましたのがMy sweet loadです(歌詞と解説はこちら)。 ... "グーグル秘録からマイ・スゥイート・ロード(ジョージ・ハリスン)に飛ぶ" を続けて読む

このところ科学哲学づいておりますこのブログですが、本日は、須藤靖氏と伊勢田哲治氏の対談「科学を語るとはどういうことか-科学者、哲学者にモノ申す」を読むことといたします。 ... "「科学を語るとはどういうことか」を読む" を続けて読む

本日は久方ぶりに本を一冊読むことといたします。選びましたのは「主役はダーク」、宇宙物理学者須藤靖氏によります非常にくだけた語り口の天文学と量子力学の解説書でして、本年3月末の発行と非常に新しい書物でありますことが進歩の著しいこの分野の書物としては魅力的です。 ... "須藤靖著「主役はダーク」を読む" を続けて読む

本日は最近よく売れている書物、「重力とは何か」を読むことにいたしましょう。

とはいえ、最近は少々時間をとりにくく、この本も電車での移動中等にちょこちょこ読んでいるのですが、書き込むためのまとまった時間がとりにくいのが悩みの種。そこで、書き込みもちょこちょこと行うことといたします。 ... "大栗博司著「重力とは何か」を読む" を続けて読む

先日本屋をのぞいていたら、雑誌Newtonの別冊で「虚数がよくわかる」と題したものが平積みになっておりましたので購入いたしました。

なにぶん、このブログでは以前より「時間は虚数的にふるまう」ことを自然科学の根底をなすべき第3原理として提唱しております。虚数がよくわかるというのであれば、時間に関する言及も当然あるはずというのが、同書を購入した背景にはありました。 ... "Newton別冊「虚数がよくわかる」を読む" を続けて読む

久々に経営学関係の書物をご紹介いたしましょう。経営学と言いましても、かなり軽めの岩波新書、石井淳蔵著「ビジネス・インサイト―創造の知とは何か」です。 ... "石井淳蔵著「ビジネス・インサイト」を読む" を続けて読む

以前のこのブログで、「米澤穂信を全部読む」と題しまして、米澤穂信氏のミステリーにランク付けするなどという失礼なことをやっております。

ちなみにそのランクは以下のとおりです。 ... "米澤穂信著「小市民シリーズ」を全部読む" を続けて読む

本日は山本七平著「日本はなぜ敗れるのか」を読むことといたしましょう。同書は、1975年から翌年にかけて雑誌「野生時代」に掲載されました非常に古い論評ですが、今日におきましてもその内容は古びておりません。つまり、山本氏が強く批判いたします日本人のヘンなところが、今日なお残されているからでしょう。 ... "山本七平著「日本はなぜ敗れるのか」を読む" を続けて読む

前回のこのブログ2回にわたって宇宙を織りなすもの(上)」を読みましたが、本日はその続きといたしまして「宇宙を織りなすもの(下)」を読むことといたします。 ... "B. グリーン著「宇宙を織りなすもの(下)」を読む" を続けて読む

水曜日のブログに、ブライアン・グリーン著で青木薫訳の「宇宙を織りなすもの(上)」の紹介記事をアップいたしましたが、本日は水曜日の記事で書き漏らした点につき議論したいと思います。 ... "「宇宙を織りなすもの(上)」を読む(その2)" を続けて読む

わが国の新聞をめぐっては、以前のブログにも書きましたように、恐怖感すら与える読売新聞の押し売りに悩まされたこともあり、新聞など信用すべきではないとは常々感じておりました(こちらも)。しかし、それは単なるわたしの感覚であり、第三者の意見が聞きたいところでもありました。 ... "日本ジャーナリズムの問題をめぐる書物を読む" を続けて読む

年末年始の休みの初日、少々飛ばしすぎのように本を読んでしまいました。まだ消化不良の感じもいたしますので、本日は、概要のご紹介に止め、これらの書物の内容がこの先私の内部で膨らんでまいりましたら改めてご紹介することといたしましょう。 ... "今日は乱読(11人いる、喧嘩を学ぶ、閉塞経済…)" を続けて読む

先日のブログで、ヴァンデミエールの翼を読んでいるのですが、これを読むこととした理由が、米沢穂信氏の「クドリャフカの順番」で登場人物がヴァンデミエールのコスプレをしていたからでした。 ... "クドリャフカの順番はヴァンデミエールからフロルへ" を続けて読む

米国自動車ビッグ3救済をめぐる動きはいよいよ土壇場に来ておりますが、そんな中で少々古い書物であります、J・パトリック・ライト著「晴れた日にはGMが見える」を改めて読んでみることといたしました。 ... "読書:晴れた日にはGMが見える" を続けて読む

民族やナショナリズムをめぐっては、このブログでも8月の記事で姜(カン)氏と森巣氏の「ナショナリズムの克服」を読んだり、6月の記事では小熊英二氏の「単一民族神話の起源」を読んだりしております。 ... "わが意を得たり。塩川仲明著の「民族とネイション」" を続けて読む

さて、私が以前から疑問に思っておりますことといたしまして、主体を捨象して成り立っていたはずの自然科学が、量子力学においては観察者が顔を出す、という問題があります。 ... "養老孟司著「唯脳論」再読(その2)" を続けて読む

本日は、岡嶋裕史著「迷惑メールは誰が出す?」を読むことといたします。同書は本年10月20日(実は明日)に新潮新書の一冊として発行されました非常に新しい本です。 ... "岡嶋裕史「迷惑メールは誰が出す?」を読む" を続けて読む

以前のこのブログで、「マックス・ヴェーバー入門」を読みましたが、同書はヴェーバーはニーチェのいう「ディオニュソス的なるもの」を求めている、としております。

ニーチェにつきましては、このブログで以前ニーチェ入門」を読んだりしているのですが、このときには「ディオニュソス的なるもの」が今ひとつはっきりしておりません。

はっきりしないのは気になるものでして、この思いを解消せんと、今回はそのものずばり、ニーチェの「悲劇の誕生」を読むことといたしました。 ... "ニーチェ「悲劇の誕生」を読む" を続けて読む

このブログでは2回にわたって「岩波講座 哲学 05 心/脳の哲学」をご紹介してまいりましたが、残りの部分につきまして、本日はご紹介いたしましょう。 ... "「岩波講座 哲学05 心/脳の哲学」を読む(その3)" を続けて読む

仲田昌樹氏の「集中講義!日本の現代思想」は1年半ほど昔のこのブログで一度読んでいるのですが、この当時の私は「哲学」を求めておりまして、「思想」には少々飽き足らなかったのですね。 ... "「集中講義!日本の現代思想」を読み直す" を続けて読む

2

本日読みます2冊目は、がらりと趣向を変えまして、ファインマンの「光と物質のふしぎな理論」です。 ... "ファインマンの「光と物質のふしぎな理論」を読む" を続けて読む

マックス・ヴェーバーという人は社会学の大家でして、その主著「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」につきましては以前のこのブログでもご紹介いたしました。

今回ご紹介いたします山之内靖著「マックス・ヴェーバー入門」は、ヴェーバーの思想に従来とは多少異なる観点から解説を加えたものですが、微妙な話題を扱っているわりには、非常に読みやすい書物となっております。 ... "山之内靖著「マックスヴェーバー入門」を読む" を続けて読む

本日は平日ですが、連休中に読みました本の一つを簡単にご紹介しておきましょう。

ご紹介いたしますのは、ダイエット本で名を馳せました岡田斗司夫著「オタクはすでに死んでいる」です。 ... "岡田斗司夫著「オタクはすでに死んでいる」を読む" を続けて読む

昨日、楽天ブログの文字制限(半角10,000字)に引っ掛かり、お話が途中になってしまいました。本日は、続きの部分を書き上げるといたします。ストーリーはα側。例によりまして、CMの挟まったドラマ風に、前回の終わりの部分から始めましょう。 ... "「涼宮ハルヒの驚愕」を読む:追記続編" を続けて読む

長々と続けてまいりました「涼宮ハルヒの驚愕」ですが、昨日のブログで、一旦読み終わったつもりだったのですが、一番美味しい話を語り損ねていることに気づきました。キョンを祭り上げよう、というお話ですね。 ... "「涼宮ハルヒの驚愕」を読む:追記" を続けて読む

昨日の記事に追加しようといたしましたら、あっさり文字数オーバーとなってしまいました。本日の書き込みは、さほどの量はありません。後日の追加は、こちらの記事にするといたしましょう。 ... "続々「涼宮ハルヒの驚愕」を読む" を続けて読む

昨日のブログは、この物語のすべてを明らかにせん、という意欲的な試みではあったのですが、書いてる途中で心配しておりましたように、楽天ブログの文字制限に引っかかってしまいました。で、肝心の話が抜けてしまいました。ハルヒはなにに驚愕したか、という点ですね。 ... "「涼宮ハルヒの驚愕」を読む:補遺" を続けて読む

このところのこのブログでは、量子力学へのチャレンジを続けているのですが、本日は、ちょっと古典力学に戻りまして、ラグランジアンとハミルトニアンについて考えてみることにいたしましょう。 ... "ラグランジアンとハミルトニアン" を続けて読む

「ファインマン物理学」は、物理学の教科書としては最も優れた本ではなかろうか、と私は常々考えているのですが、その中でも「ファインマン物理学V 量子力学」は、ファインマンの独壇場とも言うべき領域を扱っており、ページ数も多く、力の入った内容となっております。 ... "「ファインマン物理学V 量子力学」を読む" を続けて読む

数日前のこのブログでちょこっと触れました「ぜんぶ手塚治虫!」、朝日文庫の1冊ですが、700頁以上もある分厚い本でして、さて読み終わるのにどれほどの時間がかかるものか、などと思っていたのですが、昨日読了いたしました。そこで、本日はこの内容につき、簡単にご紹介いたします。 ... "「ぜんぶ手塚治虫!」を読む" を続けて読む

先週のこのブログで、カントの「純粋理性批判(上)(中)(下)」を1/6ほど、「プロレゴーメナ」を40%ほど読んだ段階で、カントの哲学につき論じました。その後もカントへの挑戦は続けていたのですが、この難渋にして長大な書物はとても読みきれない、との判断から、ちくま新書に多々あります「xx入門」の中の「カント入門」を読むことといたしました。 ... "石川文康著「カント入門」を読む" を続けて読む

量子力学の観測問題につきまして、このところ、科学哲学という立場から少々掘り下げを行っているのですが、本日はその一環として、瀬戸明著「存在と知覚―バークリ復権と量子力学の実在論」を読むことにいたしましょう。 ... "瀬戸明「存在と知覚」を読む" を続けて読む

量子力学の観測問題に関しましては、このブログでも何度か議論してまいりました。現在多くの研究者が採用しているコペンハーゲン解釈の提唱者の一人でありますニールス・ボーアの主張は、岩波文庫の「ニールス・ボーア論文集(1)(2)」として出版されており、容易に読むことができます。そこで、本日は同書を読み、ボーアのコペンハーゲン解釈につきまして、少々考えてみることといたしましょう。 ... "「ニールス・ボーア論文集」を読む" を続けて読む

このところ、量子力学の観測問題に絡んで科学哲学関係の書物を読む日が続いておりますが、本日はずばり観測問題を扱いました、デヴィッド・リンドリー著「量子力学の奇妙なところが思ったほど奇妙でないわけ」を読むことにいたします。 ... "リンドリー「量子力学の奇妙なところが…」を読む" を続けて読む

サイエンス社が出しております雑誌「数理科学」の1980年2月号は「多値論理」を特集しております。多値論理に関する良い解説書が少ない中、この特集号は貴重な一冊と言えそうです。 ... "数理科学/特集「多値論理」を読む" を続けて読む


8月も終わりに近づきまして、プールサイドのデッキチェアで本を読める日々も、残り少なくなってまいりました。そんななか、休日となりました本日も好天、当然のことながら、朝一番でデッキチェアを占有、優雅な読書の時間を過ごしてまいりました。
... "続、多値論理" を続けて読む

このところ科学哲学づいているこのブログですが、本日もその分野の一冊、ジョン・プライス・ロゼー著「科学哲学の歴史―科学的認識とは何か」を読むことといたしましょう。 ... "ジョン・プライス・ロゼー「科学哲学の歴史」を読む" を続けて読む

量子力学における観測問題を議論するさいに、落としてはいけない文献、アーサー・ファインの「シェイキーゲーム―アインシュタインと量子の世界」を本日は読むといたしましょう。 ... "アーサー・ファイン著「シェイキーゲーム」を読む" を続けて読む

知り得ないことは語り得ない」という原理を物理学の基本原理とすべく、このところいろいろと調べまくっておりますが、本日は、廣松渉氏の「科学の危機と認識論」を読むことといたしましょう。 ... "廣松渉の「科学の危機と認識論」を読む" を続けて読む

少し前のこのブログで、竹田青嗣さんの「現象学入門」を読んだのですが、その中で、竹田氏が極端すぎるといたしますニーチェの「客観などない」とする主張を、私は妥当なものだと考える旨を記述いたしました。 ... "竹田青嗣著「ニーチェ入門」を読む" を続けて読む

シュレディンガーの「精神と物質」を読み返しております。この本、以前ご紹介したときは、あっさりと切り捨ててしまったのですが、その内容はなかなかに深みのあるものを含んでおります。 ... "シュレディンガー「精神と物質」再読" を続けて読む

以前のこのブログで似たような題名の本を読んだのですが、今回読みます「西洋哲学史(下巻)改版」は1848年に書かれた、いわば古典です。 ... "夢見るモナド。シュヴェーグラー「西洋哲学史」を読む" を続けて読む

本日プールサイドでこの本を読んでおりましたら、揺れました。まあ、たいしたことはなかろうと、そのあとも本を読み続けていたのですが、先ほど確認したところ、かなり大きな地震と。 ... "池内了著「物理学と神」を読む+柏崎刈羽地震" を続けて読む

台風が通過中の3連休、晴耕雨読の休日は、いやもおうもなく雨読とするしかありません。と、いうわけで本日読みました一冊は、魚住昭著「官僚とメディア」です。 ... "魚住昭著「官僚とメディア」を読む" を続けて読む

以前、ソクラテスについてご紹介いたしましたが、本日はギリシャの3大哲学者のもう一人、アリストテレスを取り上げることといたしましょう。本日ご紹介いたします書物は、アリストテレス著「形而上学(上)(下)」の大著。まあ、本日のところは、拾い読みからのご紹介、ということになります。 ... "アリストテレス「形而上学」を読む" を続けて読む

本日ご紹介いたしますのは、戸田山和久著「科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法を探る」です。NHKブックスの一冊のこの本、お値段税別1,120円と、文庫並にお求め易い一冊です。 ... "戸田山和久著「科学哲学の冒険」を読む" を続けて読む

このブログでは、さまざまな哲学書を読んでまいりましたが、本日ご紹介します竹田青嗣さんの「現象学は〈思考の原理〉である」は、これらをまとめて解説してくれる、なんとも便利な書物、との印象を受けます。本日は、本ブログの過去に扱いました種々の話題とリンクしながら、同書を読み進むことといたしましょう。 ... "竹田青嗣著「現象学は<思考の原理>である」を読む" を続けて読む