浅尾慶一郎氏の2/2付けBLOGOS記事「経済再生の起死回生策」へのコメント

浅尾慶一郎氏の2/2付けBLOGOS記事「経済再生の起死回生策」にコメントしました。

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これはまた恐ろしく不思議なご提案なのですが、私がおかしくなってしまったのだろうか？？？

まず、政府が日銀から株式を買い上げるというのですが、その資金の出どころはどこなのでしょうか。一人あたり25万円の株式を配るというなら、25兆円ほどの資金が株式購入に必要となるのですが、そのお金はどこから持ってくるのでしょうか。そんなお金があるなら、それをそのまま現金で配ったって良いのではないでしょうか。

もう一つは、株式を配ると金持ちはそのままホールドする一方、生活困窮者は株を売って得たお金を消費に回すというのですが、これと、現金を配ると貯金されてしまうというお話との整合性が取れません。生活困窮者は現金を受け取った場合も、それを消費に回すのではないでしょうか。

手品のトリックの一つに、マジシャンがカードを右手に持ったり左手に持ったり、いろいろと動かす。そうしている間にすきを見て何かを仕込むわけですね。このご提案も、キャッシュに株式を絡めて国民の目をごまかす手品のようなものだという印象を受けました。

空中からお金が出てくるようなお話には、何かそこにはトリックがあると考えなくてはいけません。