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舛添要一氏の5/22付けBLOGOS記事「コロナ対策:1年以上も続く政府の失敗」へのコメント

舛添要一氏の5/22付けBLOGOS記事「コロナ対策:1年以上も続く政府の失敗」にコメントしました。


政府の対応は失敗続きであった。その典型はアベノマスクである。

このアベノマスクこそ、安倍政権がコロナに対して放った中では、最大のクリーンヒットだったのではないかと思いますよ。ここまでやった政治家は、かつて日本には存在しなかった。なにぶん、安倍氏が布マスクの全戸配布を発表した当時は、アジア各国でこそ多くの人がマスクをしていたのですが、健康な人間はマスクなどしない、というのがヨーロッパの常識だったのですね。で、マスクをするアジア人がヘイトクライムの犠牲になっていたりした。

何故にマスクをする意味がないかといえば、コロナウイルスの直径は1ミクロン以下だから、マスクの目より小さく、マスクでキャッチできずに空気と一緒に通過してしまうこと、咳で出る飛沫はそうそう長距離には飛ばないから、患者と、患者と対面する医者がマスクしていれば十分だ、というわけ。

そこに安倍氏がマスク配布を発表したまさにその時、MITの研究者が、コロナ患者の咳の飛沫は数メートル以上飛散すること、その飛沫の直径はウイルスよりもはるかに大きく、マスクで充分キャッチできること、無症状の感染者からもウイルスが飛散することなどを発表したのですね。そして、だからすべての人がマスクを付けるべき、と。

それから、世界中が方針を変更した。公共の場所では、すべての人がマスクを付けるべきと、これまでの常識を180度変更したのですね。パリの市長に至っては、すべての市民に布マスクを配布すると、安倍氏の政策を踏襲したのですね。これ、別に安倍氏が極めて先見の明のある政治家だったというわけでもないと思います。たまたま、そうなっただけだと思うのですね。でも、安倍氏は恐ろしく運のよい政治家であると思いますし、運のよい人間というものを一国のリーダーに頂くということは、それはそれなりに意味のあることであるかもしれない、などと考えたものです。

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