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ヒロ氏の2/2付けBLOGOS記事「仮想現実に社会はどう耐えるか?」へのコメント

ヒロ氏の2/2付けBLOGOS記事「仮想現実に社会はどう耐えるか?」にコメントしました。


このお話、ポパーの予想した「開かれた社会」とそっくりなのですね。彼は、ナチズムが猛威をふるった第二次大戦の反省からプラトン主義を否定して開かれた社会を理想とします。でもそういう世界も人を傷つけるとして、次のような世界を描写するのですね。

われわれは,人々がほとんど対面することのないような社会── そこではすべての仕事が隔離された諸個人によって遂行され,彼らはタイプされた手紙や電話で連絡し合い締め切った自動車で歩き回るような社会 ── のことを想像できよう…


現代社会では,親密な個人的接触を全然または極めてわずかしかもたず,名もなく孤独に,その結果として不幸に暮らしている人々が多数いる.というのも社会は抽象的なものになったが,人間の生物学的仕組みはあまり変わらなかったからである.人間は開かれた世界では満たすことのできない社会的欲求を持っているのである.

開かれた社会は都市的人間関係でもあり、この流れは受け入れざるを得ない。そこで人々がいかに幸福に生きるか。これが次の課題となりそうです。

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