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費用負担と選択権は同一主体に

黒坂岳央氏の4/17付けアゴラ記事「日本のキャッシュレス化を進める唯一の方法」へのコメントです。


利用者負担は良い考えです。カード各社は、内心びくびくものでしょうけど、これまでが少々いびつなビジネスをやってきたのだから、そんなやり方がいつまでも続かないのは、あたり前のような気がします。

つまり、どのカードを使うかという決定権は利用者にあり、店側ではない。一方で費用を負担するのが店側だとなりますと、手数料の高いカードも安いカードも同じように使われてしまう。カード会社にすれば、手数料を高く設定することが、利益最大化につながります。

一方、カード会社の選択権を持つ利用者が、カード払いの手数料を負担することになると、手数料の高いカードは利用者には選ばれない。カード会社としては、手数料をディスカウントして利用者を取り込むことを考えざるを得ない。カード手数料の値引き競争が始まるというわけですね。

これは、カード会社には困ったことかもしれないけれど、社会全体にとっては良い方向だし、そもそも、カード手数料を負担する主体と、カード会社を選ぶ主体とが別、という現在のあり方が、少々問題があるのではないでしょうか。

1 thoughts on “費用負担と選択権は同一主体に

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