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高レベル放射性廃棄物の処理は

酒井勝弘氏の5/7付けアゴラ記事「原発高レベル放射性廃棄物処分問題の現状と対策」へのコメントです。


例えば今後の有望な処理法として、高レベル放射性廃棄物に含まれる長寿命核種の半減期を短縮した短寿命核種あるいは非放射性核種に変換する「核変換技術」(文部科学省 研究開発局 原子力課、”群分離・核変換技術について”、R3.11.4)があり、この技術により千年間程で、自然界と同程度の放射能レベ ルにまで低下できるとされており、JAEA(日本原子力研究開発機構)等関係する研究機関の成果が期待される。

放射性廃棄物の処理は、地層処分で無害化までに10万年かかるとされているのですが、群分離・核変換技術なり高速炉なりを用いると300年(1,000年?)で無害化されるということで、責任ある処理と呼べるのは後者だけではないかと思います。(群分離・核変換技術について:https://www.mext.go.jp/content/20211104-mxt_genshi-000018772_3.pdf

高速炉は、兵器級プルトニウムが同時にできてしてしまうという問題点(?)があるのですが、これは高速炉の燃料とすることもでき、核兵器ができてしまうわけではない。そのほかの利点として、核融合原料として、リチウムからのトリチウム生成やヘリウム3の効率的な製造も可能になるのですね。

この研究が嫌われる理由は、核兵器の問題以外に、放射性廃棄物処理コストが増大する(原発のコストが上がってしまう)ことが恐れられているのではないかと思いますが、我が国のエネルギー問題解決ということを考えれば、政府が経費を負担して開発してもよいはずです。

高速炉に関しては、高速ガス炉という、高温が得られる新しい技術も検討されている。これを使えば、水素の直接製造もできるはずで、この手の研究は積極的に取り組むべきだと思うのですが、どうなっているのでしょうか?

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