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「老後2000万円問題」の真実

アゴラ編集部の5/14付けアゴラ記事「『老後2000万円問題』が『4000万円問題』に上方修正?」へのコメントです。


この、老後「2000万円不足」問題を提起した金融庁の報告書は、事実上の撤回に追い込まれているのですね。そもそも、生活費などというものは、節約しようと思えばいくらでも節約できるし、最低限は生活保護制度があるわけだし、一定の基準などあるわけがない。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46163990V10C19A6EA3000/

で、何で2000万円不足という平均値が出てきたかといえば、何のことはない、リタイアした時点での貯金が平均2000万円だったのですね。つまり、貯金残高を見て生活水準を決める。まあ、そういうことであったのではないか、と私は見ております。

この金融庁の「2000万円不足」との言葉は、金融機関や投資業界にとっては天の恵みみたいなもので、その実質的な意味などどこかにおいて、「さあ大変です!!」的な営業トークに使われてしまった。今でも「老後資金2000万円」などでググれば、その手の宣伝エントリーが続々と出てくるはずです。

この手の金融機関のトーク、真に受けてはいけません。その他の宣伝文句も、まあ、五十歩百歩。キツネとタヌキが化かし合っているのがこの世界であると思わなくてはいけません。

このエントリーに関しては、何も申しませんけど、こんな数字が一律決まっているわけがないことくらい、ちょっと考えればわかりそうなもの。いろいろと考えてみることは、結構大事なことだと思います。

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