内田樹氏の3/6付けBLOGOS記事「『打って一丸』の危うさ」にコメントしました。
我が国の議会制民主主義が機能しなくなってしまったのは、民主党政権時代という黒歴史が我が国にあるからでしょう。
民主党政権が誕生したのは公正な選挙の結果ですから、この時代を作ってしまったのは、有権者である日本国民の責任なのですね。これがトラウマになれば、選挙に対しても絶望感しか抱けないとしても無理はありません。
また、民主党政権時代に掲げられた政策は、朝日新聞に代表される「リベラル」系の言論人の主張することをほとんどそのままトレースしていたのですが、これが全くの非現実的な政策であることも明らかになってしまった。
ならば、民主党にいた人々や「リベラル」系の新聞社や言論人が反省して考え方を変えたかといえば、全然そんなこともない。十年一日のごとく、似たような話をしているのですね。
これでは、議会制民主主義が機能するわけもない。対立要素がゼロなのだから、自民党の独走態勢ができてしまう。
まあ、野党が全く活動していないわけではないのですが、ほとんどイエロージャーナリズムの世界。総会屋がしのぎのためにスキャンダルを追求するようなレベルですから、野党が政権を取る可能性は限りなくゼロに近いのですね。
とはいえ、この状況はそうそう悲観するものでもありません。
民主主義は他に比べればましな制度であるといっても、きわめて非効率な制度であって、今日のような国難の時にあっては、むしろ独裁体制の方がパフォーマンスが良いのですね。
ここはしばし、このままの体制で走ることが我が国にとって最善の道なのではないでしょうか。
3/7追記:返信とこれに対する返信がおこなわれています。
Nenoco
嘘まみれ安倍政権の継続が我が国にとって最善の道か?
いいね! · 返信 · 1時間前
瀬尾 雄三
Nenoco さん| 我が国にとって最善の道か?
goodであるとはいいがたいかもしれませんけど、bestであることは確かでしょう。