名月論氏の3/25付けBLOGOS記事「新型コロナ 日本の現状」にコメントしました。
| 以前の記事でフランスの動向に注目としましたが、そこから
| 1週間もたたないうちに、フランスでも全校休校、ついには
| 全土外出禁止の非常事態にまでなりました。
この「以前の記事」の段階ではフランスの感染者数は1,400人、これに対して現在の感染者数は22,300人と10倍以上に増大しています。この間、15日しかたっていないのですね。
フランスの感染者増加率は毎日10-20%程度となっております。これに対して我が国は増加率5%前後を維持しており、増加のペースは緩やかなのですが、1/3~1/4程度であるといっても増加していることに変わりはないのですね。
その意味するところは、このまま参りますと、早い遅いの違いこそあれ、いずれはフランスと同じような状況を迎えることになります。
我が国がここで手綱を緩めると、ペースが速まるわけだし、同じことをやっていたら遅くなるだけで、結局は似たような感染者数になってしまう。
このために、病院の施設を拡充していくことは、もちろん必要なのでしょう。でも、より良い方向は、どこかの時点で感染者を減らす方向に切り替えること。
おそらくは、医療施設に余裕がある範囲で、検査を増やし、未発症で動き回っている感染者の隔離を進めること。おそらくは、このような人が、経路不明の感染を招いているはずですから。
我が国は、ここまではうまくやってまいりました。でも、この先も同じようにできる保証はどこにもない。ここは、もうひと踏ん張りしなくてはいけない局面であるように、私には思われます。