サトウヒロシ氏の5/3付けBLOGOS記事「コロナ各国の出口戦略を分類・考察」にコメントしました。
| i. 封じ込め戦略
| ii. 放置戦略
| iii. 持久戦略
我が国は、封じ込めを狙うも強権発動ができないため、結局は持久戦略の形をとるということになるのでしょう。
とはいえ、日本を含むアジア諸国では、新型コロナの破壊力はさほどでもなく、マスク手洗いソーシャルディスタンスなどの国民サイドでの対応と、クラスター対策や検査と隔離の強化といったソフトな対応だけでも持久作戦が可能かもしれません。
接触の8割削減といったロックダウン的対処は、患者の発生数と医療機関のキャパシティをみながら徐々に緩めていけば、経済へのダメージも抑制できるはずで、要はうまくだましだましやればよいわけですね。
現在の強い制限は患者数を下げて対処を容易にするための期間限定作戦と割り切って、あとは、患者数の増減をみながら制限を緩めたり強めたりすればよいわけですね。その条件を示しておけば、国民も納得するというものです。
この、なあなあ的な、いかにも日本的やり方も、結構うまくいきそうです。そうしながら薬やワクチンの登場を待つのが、もっとも摩擦やダメージの少ないやり方であるような気がいたします。
5/6追記:サトウヒロシ氏のエントリーに、より詳しい情報が紹介されています。これによれば、検査を増やし、感染者のトレースを行うことで、新型コロナの感染は十分経済的に抑えることができると。我が国が目指すべきも、この方向であるように思われます。