ABEMA TIMESの5/11付けBLOGOS記事「“自粛警察”が生まれる背景にメディアや政治の責任も…橋下&ヒロミが苦言」にコメントしました。
| 強制的に止めようとするなら政治が命令し、
| 併せて補償もするというのが本来の姿だ
感染拡大を招くリスクが高いなら、それは社会的に有害な存在であり、これを強制的に止めることは行政がまさになすべき行為でしょう。
おそらく問題は、法的措置が施されていない点で、だから依頼ベースの対処となる。そうであるなら、これに反することは問題ないし、依頼サイドは金銭的インセンティブを与えて依頼を受け入れてもらうしかない。
まあ、そこまでの構造はよくわかるのですが、これはモラルハザードを招きます。つまり、「ごね得」を許してしまうし、そんなことが許されるなら、行政の要請など聞き入れない方が得ということになってしまうのですね。
ならば、リンチで何とかすべきか、といえばそれもまた良い方法であるとは言えない。
ここは結局、法的な権限を行政サイドに与えるしかないのですね。具体的には、感染リスクがある店舗などに対して営業停止を命令する権限を行政に与え、これに反した者は、物理的に拘束し、罰則を加えればよい。
こうして、まずは広く感染経路を建ったうえで、感染の終息をみながら、多くの人に重要な営業から許可を出していけばよいわけですね。
おそらく、他国はみなそうして、営業を停止させているはず。我が国でこれができないとなりますと、これは「法の不備」というものではないかと思います。