マガジン9(森永卓郎氏)の5/13付けBLOGOS記事「腑に落ちない緊急事態宣言延長」にコメントしました。
| 複数の感染症の専門家は、全国の新規感染者が100人を切れば、
| 緊急事態宣言解除が考えられると言ってきた。ただ、「東京以外」
| で考えれば、5月6日以降は、全国の新規感染者数は100人を割り
| 込んでいる。十分解除が可能な水準だ。
こういう数学は、アリ、ですか? 憲法9条では、そうなっているのかな?
全国の新規感染者が100人を切れば、というのは、東京を含む数字ですから、東京以外ではこの2/3以下、およそ60人程度を切ることが前提となっていたはずです。
ともあれ、細かい話はおいておくにしても、対策が功を奏して感染者も死者も減少してきていることは事実なのであって、これを単純に「失敗」と切り捨てることは、あまりにも多くを求めすぎだと思いますよ。
これ以上の効果を求めたければ、韓国や、その他多くの国のように、個人の行動をより精密にモニタリングして感染経路を割り出すシステムを導入したり、政府の営業停止命令に法的強制力を持たせるなどの、より強力な対応措置を可能としなくてはいけません。
今日の我が国が、自粛という、ゆるゆるの規制のみで、人口あたりの死者数を世界最小レベルに保ったまま、さしあたりの感染の波を収束に向かわせていることは、驚くべきことであると思わなくてはいけません。