幻冬舎plus(香山リカ氏)の5/13付けBLOGOS記事「『PCR検査が必要』と言わなかったことへの深い反省」にコメントしました。
物事を政治運動の対象としてとらえる人は、どうしても考え方が硬直的になる、という好例のような気がします。
自然現象に立ち向かうためには、状況に応じて柔軟に戦術を転換する必要がある。その判断は、他者との政治的競合関係ではなく、自然現象への対応として科学的・技術的に何が最適か、という基準によるしかないのですね。
PCR検査を制限すべきか拡大すべきかという問題もしかりで、当初の医療資源に不安がある時点では、軽症の感染者(隔離義務あり)が増加することは困るという背景から検査を控えることは合理的であったのに対し、感染経路不明の患者が多発するようになれば、無症状ないし軽症の感染者も見つけ出して隔離することが重要になったわけですね。
このあたり、ちきりんさんの最近のブログにわかりやすく整理されています。
https://chikirin.hatenablog.com/…/%E6%9B%B4%E6%96%B0%E5%9E%…
最近の国会の議論でも、大いに違和感を感じるのは、この問題を自らの政治的立場強化のために使おうとする者が存在することで、本人は政府の不祥事のように見えて政権を追及するチャンスだと思われているかもしれないのですが、ただただ感染対策の足を引っ張っているようにしか、国民の目には見えないのですね。
これが最近とみに低下している野党の支持率に現れているのだと思いますよ、
ま、どーでも良いことではあるのですが。