青山まさゆき氏の5/17付けBLOGOS記事「『調べなけりゃ何も始まらない』は本当か。」にコメントしました。
今回の力士のケースは、たらいまわしのような形になってしまったわけですが、一般的にこの問題は次のような構造になっていたと思われます。
・新型コロナが疑われる患者は特定の医療施設のみが受け入れる(隔離できない施設が受け入れると院内感染が発生してしまう)が、当初はベッド数が限られていた
・PCR検査で陽性となった場合は入院が義務付けられている。軽症者であっても陽性だった場合には入院させなくてはいけない。その結果、ベッドが占領される恐れがあった
この二つの条件があれば、検査を重症患者に限定することは正当化されるでしょう。
で、その重症・軽症の判断基準が、37.5℃以上の熱が4日間継続、といった形で示され、この条件が成り立つまでは自宅待機と指導されたため、検査待ちで亡くなる方もあり、これが批判されたわけですね。
PCR以外にも新型コロナを検査する手段は多々あるのでしょうが、入院しなくては話が先に進まない。肺炎で入院して検査して新型コロナとなった場合には良いのですが、最初から新型コロナを疑われた人は待つしかなかった、これが問題です。
ただこの問題は、軽症者の受け入れ施設が拡充した結果、現在では解消されているはず。判断基準の変更とその周知徹底が遅れたことが問題であるように私には思われます。それを、「誤解」などと弁解したのが論外なのですね。
新型コロナは、多くの人から恐れられており、医療関係者にしてみたところでその例外ではないのですね。だから専門の機関で対処することになるわけですけど、その入り口が検査であれば、まずは検査しなくては始まらない。
検査しなければ始まらない、というのは一面の真実だと思いますよ。
なお、受け入れ施設以外にも、保健所などの関係機関の処理能力にも問題がありそうで、手を打つ必要のある個所はまだまだありそうです。
私は力士は成人病予備軍だから早く方針を買えるよう期待します、
このことが関わっているのではないかと。
なるたけそっぷ型を増やし、あんこ型をすくなくすべきです。