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安倍宏行氏の5/18付けBLOGOS記事「全国民PCR検査、今すべき?」へのコメント

安倍宏行氏の5/18付けBLOGOS記事「全国民PCR検査、今すべき?」にコメントしました。


いろいろと難しい話を含むので、まずは概略的に議論しましょう。

第一に、継続的に国民全員の感染状況をモニターすることは、かりに感染者を陰性と見誤る率が30%あったとしても、感染拡大防止に効果的であるということです。

これは、何もしない場合の再生産数を2.5、つまり一人の感染者が2.5人に新型コロナを移す場合、感染者の7割がすぐに隔離されるなら、実効再生産数は 2.5 × (1 - 0.7) = 0.75 < 1 となって、感染拡大は防止できるのですね。

ただこれを国民に強制することも難しいし、今回の提案でも50兆円というような巨額の費用が掛かる、さらには、感染者を隔離するための費用は想像すらできないということで、現実的ではないように思われます。

実際問題としては、マイルドなソーシャルディスタンスの確保や、リモートワークの推進、三密状態となる営業の一部(風俗営業など日本経済に対する影響の軽微な部分)の営業を禁止することで、実効再生産数は相当に下げることができるはずです。

なにぶん、現在感染者数は縮小に向かっている。このためにかなりの経済的な犠牲を払っていることは事実ですけど、ある程度の検査拡大を併用すれば、さほどの無理をせずに実効再生産数を1以下に保つこともできるのではないかと思われるのですね。

検査を拡大すべき対象は、一つには、濃厚接触が疑われ、あるいは疑いを抱く人には、余計な条件を付けず、検査に応じればよい。

もう一つは、接客業の人、レストランや商店の店員、駅員、ガードマン、警察官、バス・タクシーの運転手など、多くの人に接する職業の人は定期的な検査を強制し、これを営業の条件とするすることが妥当でしょう。

医療機関、老人介護施設の関係者と利用者に検査を義務付けることも妥当です。

まずはこうしたところから徐々に検査を拡大し、様子を見ることが現実的だと思います。

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