木走正水氏の5/20付けBLOGOS記事「欧米メディアがざわつき始めた日本の死者数の奇跡的な少なさ」にコメントしました。
なんか、人を呪わば穴二つ、というような感じがしないでもありません。
我が国は、中国武漢型のウイルスが2月時点でかなり入り込み、クルーズ船の対処に苦慮しておりました。二月の末には、人々は手洗い、マスク着用などをするとともに、学校の休校措置まで取られていたのですね。
これに対する海外の目は冷めたもので、アジア人を軽蔑のまなざしで見ていたのですね。現に米国では、マスクをするアジア人に消毒液を吹きかけるなどの嫌がらせをする人も現れました。
そうして、新型コロナを他人事だと思っていたところを新型コロナが襲った。それも、感染力と致死性が一段と高まったヨーロッパタイプに変質して襲ったのですね。
油断していたところに突然、感染力の高まった新型コロナが襲ったのだからなすすべもなく感染が拡大してしまった。マスク着用が感染防止に有効であることすら、4月初頭まで気が付かなかったのですね。
ヨーロッパタイプの新型コロナは、3月の中旬に日本に流入し、かなり大きなクラスターを形成して流行いたしました。最終的に緊急事態宣言を出すに至ったのですが、すでに学校は休校しており、様々な感染防止措置も準備済みのところにこれでしたから、被害は軽微で済んだ、というわけです。
なお、日本の死者数が少ないということですが、アジアの死者数が少ない、というべきところです。この事実から、中国武漢ウイルスの洗礼を受けていたことが死者の少ない第一の要因とみなすべきように思われます。
ちなみに昨日時点での百万人あたりの死者数は、中国が3.3人、インドが2.3人、韓国5.0、フィリピン7.8となっております。日本の6.0は、フィリピンよりもちょっと良い程度ですから、それほど自慢するようなものでもありません。