木走正水氏の5/24付けBLOGOS記事「世界各国の新型コロナウイルスの感染状況について、死者数を国別・地域別に定量的に分析してみる」にコメントしました。
大隅典子さんの以前のBLOGOS記事も参考になると思います。
https://blogos.com/article/448096/
アジアと欧米の差はウイルスの型の違いで説明できるのではないかと思います。
3月下旬の我が国の急激な感染拡大でも、ヨーロッパ帰りの人に始まるクラスターが目立ちましたから、その主因は、世上言われる「気のゆるみ」ではなく、欧米タイプのウイルスの流入によると考えるのが妥当です。
アジアは、2月ごろから感染力・致死性の低い武漢タイプのコロナウイルスの感染が拡大し、手洗いマスク学校の休校など、種々の対応がとられていたのですが、ヨーロッパ諸国はほとんど準備がないところに強力なウイルスが登場したことで一気に犠牲者の拡大を招いたのでしょう。
もう一つは気温の差で、温かい地帯、これまで夏であった南半球で、コロナの影響が少なかった。そうなりますと南半球に関しては、これからが正念場ということになりそうです。
また、欧米、アジア諸国も、現在感染拡大が抑制されているように見えるのは、気温の上昇という因子が相当に効いている可能性が高く、秋口から先に第二波に襲われるリスクが高いと覚悟しなくてはいけません。
夏の暑い時期は、新型コロナに与えられたわずかな猶予期間であると受け止めて、第二波への備えをきっちりしなくてはいけないのですね。
11月に大統領選挙を迎えるトランプ氏が何を考えているのか、理解に苦しむ点も多々あるのですが、、、