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新型コロナの現状(5/29)

新型コロナ感染状況の5/29版です。

我が国の状況

本日正午時点での厚労省の集計(国内分)では、感染者数が昨日から61人増加して累計16,532人、死亡者は7人増加して累計874人となっております。

昨日まで上昇しておりました新規の死者の7日平均値は、本日は下げに転じております。昨日までの上昇は変動の範囲内と思われましたが、本日下げましたことでこの予想が裏付けられた形となっております。

世界の状況

厚生労働省の発表による世界の状況です。感染者、死者とも累積値の増加率は一けた台に収まっており、カタールの死者のみが10%をわずかに上回っております。

人口百万人あたりの新規死亡者数を同じく人口百万人あたりの累積死亡者数に対してプロットした図を下に示します。斜めの青線は死亡者の増加率に対応しています。

同様の図は5/21の新型コロナの現状エントリーにも示しています。あの時点では、オレンジで示した中南米の新規死亡者数は、青で示した欧米の新規死亡者数よりも低いレベルでしたが、上の図ではオレンジの点が青の点よりも上に出てきており、中南米の新規死亡者が欧米を上回りつつある状況が読み取れます。

アジア諸国は累積死亡者も新規死亡者も低く、優秀な結果を示しておりますが、インド、バングラデッシュ、パキスタン、インドネシア、フィリピンなどアジアの中でも気温の高い国々は新規の死亡者数が多少高めに出ており、この先の感染拡大が懸念されます。

なお、アジアでも、中国、韓国の新規死亡者は、人口100万人あたり0.01人以下と、上のグラフの範囲を下側にオーバーしております。日本はこれらに比べれば多いものの、世界的に見れば新規死亡者が非常に少ない国の一つとなっております。

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