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小宮山洋子氏の7/5付けBLOGOS記事「年金運用19年度8兆円超の赤字」へのコメント

小宮山洋子氏の7/5付けBLOGOS記事「年金運用19年度8兆円超の赤字」にコメントしました。


| 2014年に国内外の株式比率を12%から25%に引き上げています

とのことですけど、2014年の日経平均は15,000円前後。これが現在は22,000台になっていますから、この引き上げは大成功なのではないでしょうか。

| 今年1~3月期は17兆7072億円の赤字になり、四半期ベースで過去最悪

そりゃそうでしょう。コロナで経済に大打撃があった時期ですからね。

このころの日経平均は大きく下げて、17,000割れを演じているのですね。(これでも2014年よりは高いのはご愛敬です。)で、現在は先にも述べましたように、22,000台まで回復している。

というわけで、このエントリーがフェアでない点は、下げたところだけ取り出して、大変だ大変だと書いているのですが、実は上げ幅はそれよりもはるかに大きい。全部を通してみたら、全然大変ではないのですね。

つまりこのエントリーは、ほとんどフェイクに近い内容ですので、これを読まれる方はご注意ください。参考までに、日経平均株価のチャートのURLを以下に掲げておきます。
https://www.nikkei.com/smartchart/

さて、このエントリーの扱う事例の偏りは脇に置くといたしまして、株価の上げ下げは偶然の結果でもあり、うまくいっているのはたまたまであるとの指摘は不可能ではありません。長期投資はいかにあるべきか、という判断はなかなか難しいものがあります。

しかし、一定のやり方は確立されており、株式などのハイリスク・ハイリターン資産と債権とを適当な比率でミックスして運用することが、長期投資の定石となっております。

すなわち、長期の資産運用に際して株式を一定比率で組み込むやり方は妥当であると一般に考えられており、これを否定するには、もう少ししっかりした論拠が要求されるところです。

1 thoughts on “小宮山洋子氏の7/5付けBLOGOS記事「年金運用19年度8兆円超の赤字」へのコメント

  1. mi.mino

    国はだから株式投資といっても、お金を出さなければならない。
    つまり私が買うのは国がお金を入れているところ。

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