自由人氏の7/25付けBLOGOS記事「どんどん下がっていく新型コロナウイルスの『致死率』」にコメントしました。
現在は、感染者数が急増する過程にあり、感染者の倍化日数はおおむね10日といったところ。感染者の発生から死者の発生にまでは2週間程度の遅れがありますから、急増過程においては致死率は低く出てもおかしくはありません。
ただし、この遅れは、第一波で2週間程度、今回は7月に入ってから感染者が増加をはじめ、すでに25日となっており、死者数の立ち上がりが少々遅いという印象はあります。
この原因として考えられる一つの点は、今回の感染者が、ホストクラブやキャバクラなどで重点的に検査を行った結果判明した、若い人を中心としており、致死率がもともと低い人たちだった、という点ですね。
ただし、この先、若い感染者が全年齢帯に伝染させる可能性もあることから、この先も低い致死率が保たれる保証は何一つないことには注意しなくてはいけません。
もう一つには、第一波の際と異なり、軽症者、無症状者に対する検査を集中的に行っているため、「軽症、無症で終わる感染者」が多く含まれていると考えられます。これが主要因であるなら、今回の感染者数は割り引いて考えなくてはいけません。
ただし、軽症者が多いといっても、感染者数は指数関数的な増加を示しており、その倍化日数も10日程度と短い(世代間隔が5日なら実効再生産数は1.4)ことから、危険な状況であることに変わりはありません。
いずれにせよ、過去の感染者急増と今回の感染者急増は同列に論じられる現象ではなく、過去の経緯が再現すると考える必要はありません。でも、安心してよいとする根拠も何もなく、この先の展開を注視する必要があるということでしょう。
どうなんだろうね。
わからん。